6:20 自宅発
7:10 アメダス登山口
登山 | 地点 | 下山 |
7:20
7:45
9:20
10:45
11:20 |
アメダス登山口
第2登山口
三角山
稜線コル
頂 上 |
14:10
13:40
12:40
12:10
11:55 |
[4:00] | 所要時間 | [2:15] |
15:00 帰宅 |
今シーズン初の冬山登山となったのは、お馴染みの函館市最高峰・袴腰岳・・・全国で道南に3山と津軽半島に2山のみ存在する山名であることを考えると、頂上部分がこの様な台形の山に共通する津軽文化の呼称に因るものか・・・?、
今や命の恩人となった
SHOさんの誘いに乗り、UさんとFuさんの4人で、新中野ダム奧のアメダス登山口からピストンした。これまで12回登っているが、冬山は、まだ横津国際スキー場が営業していた4年前に、
スキー場を起点にして横津岳〜袴腰岳と山スキーで訪問したのみで、こちらからのコースは初めてである。
どこまで車が入れるかが鍵であったが、ときどき腹を擦りながらも、なんとか
アメダス登山口(1)まで入ることができた。夏はもっと先の第2登山口から登るのだが、ここまで入れたら御の字だ。おそらく最後のチャンスだろう。横津スキー場が閉鎖され、今や冬のアプローチは難しい山となってしまった。
スタート時は、積雪がまだ少ないだろうと半分バカにしていたが、予想に反して、意外と早い時点で登山道の痕跡が分からなくなり、カンジキを着けてひたすら尾根を辿った。頂上近くでは腰まで埋まるラッセルになるなどとは、全く考えてなかった。
初めはツボ足で登山道の痕跡を辿る。第2登山口を越えて少しすると積雪が多くなり、一部不明になるところもある。やがて、針葉樹の人工林を抜けて、714m付近のシラカバ平と呼ばれる平坦地に出ると登山道の痕跡がまったく分からなくなり
、カンジキを着ける。
夏は登山道を辿るだけで、木々の葉が邪魔で地形はよく見えないが、この時期は、ガス中でも周りの地形が良く判る。登山道は概ね尾根の真ん中に続いているはずなので、普通の冬山同様、ひたすら尾根の真ん中を辿る。
三角山への登りに掛かる頃、突然気持ちよい青空が広がる(2)。東側には、雪雲の下に三森山も覗く(3)。しかし、振り返っても函館市街地方面は雲に遮られて全く見えない。2時間ちょうどで、三角山(889m)に到着。
再び、ガスの中の登りとなる。三角山からは膝ほどの深さになり、スピードが鈍ってくる。笹刈り作業をしたときに一番急で苦労した尾根も直登して、頂上から東に延びる稜線コルを目指す。
コルの手前で、タイミング良くガスがとれて頂上が顔を出してくれる。この辺りになると、雪は腿ほどの深さとなり、周りに木々も樹氷を纏って美しい(4,5)。コルからの夏道は稜線の少し南側の斜面にジグを切って続くが、今回は、雪庇の発達している稜線を直登する。
灌木の間を掻い潜りながらも、時折腰までスッポリ埋まり、腿で雪を掻き分けながら泳ぐようなラッセルを続けると頂上が近づく(6)(SHOさん提供)。こんな深いラッセルは、8年ほど前に山スキーで十勝岳温泉から崖尾根経由で白銀荘に下りたとき以来の経験。しかも、まだ年末なのに・・・。