袴腰岳(1108m)H [新中野ダムコース]C  9名  05,10,02
96,10,26の「袴腰岳」(新中野ダムコース)   97,11,13の「横津岳〜袴腰岳」
00,6,11の「横津岳〜袴腰岳」    02,10,26「HYMLオフミ登山」
03,9,23「紅葉の横津岳〜袴腰岳」  04,3,7の山スキーでの「横津岳〜袴腰岳」
04,10,01の「袴腰岳」(新中野ダムコース) 05,9,05/12「新中野ダムコース笹刈り登山」

クロカン仲間と第2登山口までの往復を別ルートのMTB林道ツーリングと併せて、紅葉の始まった中をワイワイ楽しく登りました。
 
<MTB林道ツーリング+登山>
 9:35 新中野ダム駐車場発(MTB)
     (赤井川林道)
10:25 白沼(見学・休憩)
11:05 第2登山口着 
登山地点下山
11:15
12:00
12:45
第2登山口
三角山
頂 上 
14:45
14:10
13:40  
[1:30]所要時間[1:05]
14:50 第2登山口(MTB)発
    (黒井川林道)
15:40 新中野ダム駐車場着 

 クロカンスキークラブ「XC-KID'S」の母体でもある函館トライアスロンクラブのメンバーは、秋になると毎年のようにトレーニングを兼ねてMTB(マウンテンバイク)林道ツーリングを実施する。今回は、そのツーリングと新中野ダムコース第2登山口からの函館市の最高峰・袴腰岳登山を合わせての計画である。

 昨日は雨だったので泥はね覚悟で、9:00に新中野ダムの駐車場に集まったのは9名である(1)登山は第2登山口からで、そこまで往復の林道ツーリングは、登りはダムの上から続くアメダス登山口や白沼経由の赤井川林道で、下りはダムの下に出てくる黒井川林道の計画である。

 まずは、ダムの右岸へ上がる舗装道路を登り切ると、雨上がりの林道走行となる(2)最年長でもあり、自転車のプロでもあるトライアスリートに付いていくのは大変であるが、休み休み走ってくれるので遅ればせながらも汗だくになりながらなんとか付いていく。キノコ採りと思われる多くの車とすれ違うが、みんな一様に「物好きな奴らだな〜」との視線である。

 アメダス登山口を経由して白沼へ寄って休憩する。そこからまもなくのところで湧水を汲むと直ぐ川底がコンクリートで整備されている川の渡渉である。勢いを付けて両足を上げて流れに飛び込んでいく。足は濡れずに済んだが、タイヤで巻き上げられる水で尻が濡れる。みんな嬉々として子供のようにはしゃぐ。こんな場面も林道ツーリングの大きな楽しみでもある。

 標高差600mほどの地点であるその川を越えると登山口までは概ね下りである。いつもは車で走る林道を1時間半ほども要して第2登山口へ到着する。

 登山口の林の中にMTBをデポして登山開始である(3)。先頭を函館地区女子トップ2のマラソンランナーの二人が進む。しかし、歩きの速さは私の登山ペースより少し遅い程度なのでMTBに比べれば余裕である。45分で中間地点の三角山に到着し、最初の休憩をする。初めて登る人もいるので眼下に広がる函館市街地の眺望に大喜びである。日曜日にもかかわらず誰にも会わなかったが、登山者としては異様なスタイルでもある(4,5)

 三角山からは9月上旬に2日間、私も笹刈り作業に参加し、整備したばかりの登山道である。一度下って再び登りに掛かる辺りから紅葉がだんだんきれいになってくる(6,7)

 そんな紅葉を楽しみながら、一面濃い笹薮の中の道をみんなから笹刈り整備の感謝をいただきながら登っていく。やがて、頂上から東に伸びる尾根に乗ると、きれいな紅葉に彩られた山肌の下に庄司山や函館の町並みと函館山の眺望が広がる(8)
 
 そんな眺めを楽しみ、頂上までの道を眺めて休憩するが(9)そのころからガスがだんだん覆い始め、眺望を遮るようになる。



















 最後の急斜面を詰めて頂上へ到着した頃には一面ガスで覆われ、真っ白な世界となる。急いで本来であれば360度遮るものない展望が広がる北側のピークまで行ってみたが、辛うじて駒ヶ岳と噴火湾側の眺望が広がるだけであった。頂上へ戻って昼食タイムとする。ガスでどんどんお湯を沸かして、ラーメンやカップ麺、コーヒー等で体を温める。
 
1時間近く休憩し、記念写真を撮って(10)下山を開始する。健脚揃いということもあり、順調に1時間ほどで登山口へ到着する。

 この後は、再びMTBに跨る。ほとんど下りの林道なのだが、登りの林道より傾斜が急でおまけにあまり車が走らないようで石がボコボコ状態のかなり荒れた林道である。ほかのメンバーは怖がらずにどんどん下っていくが、こちらは転倒が怖いのでブレーキを利かせながら怖々下る。さらに、水溜まりや泥んこのところが多く、タイヤの跳ね上げる泥で全身泥だらけである。

 途中、転倒した人もいたが、幸い手の指の擦り傷だけで済んだ。また、途中、4ヶ所ほど渡渉地点もあったが、むりやりMTBのまま乗り切る。最後は、MTBで強引に突破する人もいたが、もう靴が濡れてもいいので、新中野ダムから流れ出す川を歩いて渡渉してゴールする。

 誰ともなく発する「よく遊んだな〜」の声に一様に頷きながら、少年・少女に戻った5時間強の大満足の冒険はピリオドを打つ。



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