袴腰岳(1108m)(12回目)  
<新中野ダム・アメダスコース> 単独  08、6,04
<巴スカイラインコース>  97,11,13の「横津岳〜袴腰岳」  02,10,26「HYMLオフミ登山」 
03,9,23「紅葉の横津岳〜袴腰岳」 04,3,7の山スキーでの「横津岳〜袴腰岳」
<新中野ダム・アメダスコース> 96,10,26の「袴腰岳」  04,10,01の「袴腰岳」 05,9,05/12「笹刈り登山」 
05,10,02「林道MTBツーリング登山」  06,6,26「笹刈り登山」  06,10,28「笹刈り登山」

久しぶりの好天に、一昨年まで自分たちで笹刈りをしていた登山道を歩いてみたくて・・・。

8:30 自宅発
9:20 第2登山口
登山
地点
下山
 9:25
10:15
11:00
第2登山口
三角山
頂 上
13:00
12:20
11:50
[1:35]所要時間[1:10]
13:50 昭和温泉(入浴)
14:30 帰宅
 横津連峰の東に延びる稜線上に聳える函館市の最高峰で、一等三角点の山(1)この山への登山道は、新中野ダムの奥から登る「新中野ダム・アメダスコース」と、横津岳から縦走できる「巴スカイラインコース」の二つがある。 どちらの登山道も、このエリアが恵山道立公園に含まれた昨年(2007年)からは渡島東部森づくりセンターの手によって整備・管理されている。それまでは、前者は我々の仲間が、後者は「努(ゆめ)の会」が笹刈り整備をしてきた。

 この山の魅力は、自然度も高く、函館の街や津軽海峡が一望でき、駒ヶ岳や羊蹄山、天候に恵まれると遠くは本州の岩木山などが見渡せる眺望にある。


ずっと悪天候の寒い日が続き、ようやく晴れたこともあり、一昨年まで3年間、毎年笹刈りのために登っていた登山道を純粋に歩いてみたいのと、同じ笹刈り仲間の山道楽さんが彫って作成した頂上標識にも会いたくて、急遽、向かうことにした。

 本来の登山口は、新中野ダムの上の林道を進み、アメダス観測点のところである。今回は、その先の林道をさらに車で進み、第2登山口から登ることにする。第2登山口にも、丁寧な標識が2本増えていた(2)

 やがて、トドマツ林の人工林を抜け、急な登りを超えると、白樺平と呼ばれる平坦なところへ出る。登山道の両側は、自分たちが刈っていたときより幅広く刈られている。そこを抜けると、再び、急登となり、やがて三角山(889m)へ到着(3)ここまで来ると、すでに半分は過ぎている。振り返って眼下に広がる函館市街地や津軽海峡を見下ろしながら一休み。
 例年であれば、この時期が見頃なタカネザクラだが、今年はすでに終わっている木が多い。その中でもきれいなピンク色を配した花びらを見つけてパチリ(4)三角山からは少し下るが、この辺りだけがこのコース唯一のブナ林である本来であればきれいな新緑を呈しているはずだが、葉先が痛んでいる。最近の寒さのせいであろうか?標高を上げていくに連れ、道端には、ツバメオモトが清楚な姿を見せ(5)、よく見なければ見落としそうなオクエゾサイシンも・・・・(6)

 笹藪の中に続く急な道を登っていくとコルに近づき、そこからは目指す頂上と登山道が見える(7)。さらに10分ほどで12回目の頂上へ到着。

 頂上には、山道楽さん作成の立派な頂上標識と、森づくりセンターで設置したと思われる登山道標識が新しく設置されていた(8)

 横津岳からの巴スカイラインコースか来た年輩の先客がいた。やはり、今日の天候を待ってやってきたらしい。まだ、こちらのコースを歩いたことがないとのことで、いろいろ聞いてくる。早速、明日か明後日にでも登るようなことを話して、直ぐに下山していった。いやはや、元気だ。

頂上からは、太平洋から海霧が押し寄せる恵山方面の景観と(9)、函館市街地方面の大展望が広がる(10)。

 この頂上からは、横津岳や駒ヶ岳や北側の景観が見えないので、もう一つ横津側の真ん中のピークまで行ってみる。

 横津岳は見えたが(11)駒ヶ岳は海からの霧に巻かれてその一部しか見えなかった。この辺り一帯に、今年始めて目にしたミヤマキンバイがたくさん咲いている(12)

 再び、頂上に戻って、昼食を摂る。無風で、ポカポカと暖かいので、ついノンビリとしてしまう。そのうちに、横津の方から夫婦連れが到着。なんと、40代前半のころ同じ職場に勤めていた先輩のFuさんであった。山をやっていることは聞いていたが、会ったのは初めてである。

 珍しく50分も休んで下山開始。途中で、森づくりセンターの職員が3名登ってくるのと出会う。登山道整備のお礼を延べ、それまでは自分たちがしていたことを伝える。彼らも植生に留意しながら優しい刈り払いに心掛けているとのこと・・・。

 途中で、今年まだ口にしていなかったウドを少々いただく。

 下山後、自宅の近くの昭和温泉で汗を流して帰宅する。



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