袴腰岳(1108m)I 笹刈り登山  <新中野ダム・アメダスコース>  5名  06、6,26
96,10,26の「袴腰岳」(新中野ダムコース)   97,11,13の「横津岳〜袴腰岳」
00,6,11の「横津岳〜袴腰岳」    02,10,26「HYMLオフミ登山」
03,9,23「紅葉の横津岳〜袴腰岳」  04,3,7の山スキーでの「横津岳〜袴腰岳」
04,10,01の「袴腰岳」(新中野ダムコース) 05,9,05/12「新中野ダムコース笹刈り登山」
05,10,02「新中野ダムコース林道MTBツーリング登山」

昨秋の伸び切った笹に手こずった反省を生かし、この時期に登山道の笹刈りボランティアを・・・。思いがけないうれしい差し入れも・・・。
 
 3年前に、廃道状態だった函館市の最高峰・袴腰岳の函館側からの登山道(新中野ダム・アメダスコース)に草刈り機を持ち込んで、数日間に渡って再開削したのが、私の山の元祖師匠(20代のころの同じ職場の先輩)であるyamaさんを中心とした数人のグループである。当然、その後の整備を続けなくてはその苦労も水の泡になる。昨年から私もその整備の仲間に加えていただいた。整備は、当分、草刈り鎌による手作業で十分である。

 昨年は、秋だったので、笹が伸び切って非常に手こずった。今年はその反省を生かして、笹が伸びきる前のこの時期に行った。お陰で、昨年は同じ5名で2日間要したが、今回は1日で終えることができた。

 今回も第2登山口まで車で入る。メンバーは、昨年に1名が入れ替わった5名である。中に、お花の先生であるKuさんもいるので、見落としがちな花の鑑賞も楽しみながら、それらに優しい草刈りも心がけながら登っていく。特に笹の密度が濃くて苦労するのは、三角山(889m)から頂上下のコル(1000m)までである。この辺りは特に丁寧に刈る。(1)

 昼食をその途中で摂っていたが、ここで思いがけないうれしい差し入れがあった。作業をしている我々より早く頂上へ着いて戻ってきた2名の登山者のうちの女性の方が、私の掲示板で今日の登山道整備を知った友人から聞いたとのことで、わざわざ我々のためにクーラーに入れて冷やしたリポビタンDとバナナを人数分用意してきてくれたのである。どちらも重いのに、わざわざ頂上まで持ち上げて我々を待っていてくれたらしいが、来ないので下山してきたとのことである。お名前を聞いたら、2度も逢っているのにお互いに気づかなかった・・・・。

 元気をいただいて作業を続ける。頂上への急な斜面はリンドウやオドギリソウなどのこれからの花が多いので、それらに気を付けながら作業に心がける(2)。頂上へ到着できたのは、13:40であった(3)

 午前中はガスで覆われていた函館山もぼんやりとではあるが、見えるようになった(4)。内浦湾は海霧に覆われているらしく、一面雲海の下で、三森山の先の恵山方面ははっきりと見えない(5)。横津岳と駒ヶ岳が見える頂上の北側のピークまで足を延ばしてみたが、駒ヶ岳は内浦湾を覆う海霧の雲海の上に浮かんでいた。天候がいいと、羊蹄山なども見えるのだが、残念である(6)

 下りは、きれいになった三角山まで下り、登りでし残してきたその下の整備をしながら下山する。

 第2登山口へ着いたら、16:00を回っていた。帰りはアメダス登山口の方の林道を回って帰ったが、登山口の草が伸びているのが気になったが、疲れもあって、そのまま通過した。


登山道沿いで目にした花々

コケイラン

ギンリョウソウ

オクエゾサイシン

タニギキョウ

タニギキョウの群生

ハクサンチドリ

ミツバツチグリ

カラマツソウ

コケモモ


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