黒岳(1984m)〜北海岳(2149m)〜白雲岳(2230m)〜赤岳(2078m)〜銀泉台(1517m)
6:30 ロープウェイ山麓駅
登下山 | 地点 |
7:05
8:10
8:30
9:45
10:55
11:40
12:25
14:00 |
リフト終点
黒岳
黒岳小屋
北海岳
白雲岳着
〃 発
赤岳
銀泉台 |
[6:55] | 所要時間 |
15:00 シャトルバス発車
16:00 層雲峡着
16:30 黒岳の湯(入浴)
17:30 層雲峡駐車場(泊) |
今日から銀泉台へのマイカー規制が始まり、層雲峡からのシャトルバスが運行される。下山後にこれを利用して、紅葉鑑賞目的で黒岳〜北海岳〜白雲岳〜赤岳〜銀泉台と縦走した。
午前中は薄曇りで、太陽光線がないのでせっかくの紅葉がいまいち映えない感じ。しかし、白雲岳に着いた11時頃から青空がどんどん広がる。
○まずは、黒岳へ
6:30発のロープウェイに乗り、リフトに乗り継ぐ。黒岳の紅葉は、リフト両側の6合目付近から色づいていた
。リフトを降りて歩き始めるが、前後に大人数のツアーがいて、渋滞気味の登りとなる。
振り返ると、美しく紅葉したナナカマドの向こうに、まだ雲に覆われた昨年登った屏風山や北大雪の山々が見える(1)。このコース一番の紅葉の名所・9合目半のまねき岩の辺りは最高潮だ(2)。
のんびり登りではあったが、1時間ほどで黒岳に到着。しかし、残念ながらそこから見える峰々はまだガスに覆われたままだが、足元の草紅葉やあちこちの斜面に広がる紅葉はピークを迎えている感じだ(3)。
○次に、14年ぶりの北海岳へ
黒岳小屋分岐まで下る。小屋の周りの紅葉もきれいだ。ここから右の桂月岳〜雲の平〜お鉢平〜北鎮岳の紅葉は3年前に見ているので、
今回は14年ぶりとなる左から北海岳を目指して(4)、まずは下る
。
下り切ったところで、お鉢平から流れ出る沢を渡り、さらに北海沢を渡る。北海沢の南斜面には、雪が降るまでには溶けきらないのではと思われる大雪渓が残っている。
間近でナナカマドの紅葉を愛でながら(5)、北海岳への登りに掛かる。剥き出しの溶岩の下をトラバースして、北海岳へ到着。ここまでのコースは14年前の記憶がまったくなく、非常に新鮮な感じであった。
北海岳に着く頃には、それまで峰々を覆っていた雲も取れ、すっきりとした展望が広がる。大雪山系随一の大火口のお鉢平を挟んで、比布岳〜鋸岳〜北鎮岳、雲の平の向こうには凌雲岳〜桂月岳〜黒岳が連なる(6)。
○さらに白雲岳を目指す
北海岳から、今度は北海平を越えて白雲岳を目指す。目の前に尖って赤茶けた山肌を見せる烏帽子岳(左)、その右側から、これから辿る赤岳〜小泉〜白雲岳の緩やかな連なりが広がる(7)。広々とした北海平をのんびり下る。
リフト終点から4時間弱で、花目的で訪れたわずか2ヶ月後の白雲岳頂上へ。
このころから上空に青空がどんどん広がり、すっきりとした展望が広がる。まず目が向いたのは、旭岳との間のストライブ模様である。2ヶ月前には谷間に詰まった残雪とハイマツ帯との白と緑が、今度は、赤と緑に変わっていた(8)。
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南側には、高根ヶ原の向こうにトムラウシも見えるようになる(9)。そんな大パノラマを楽しみながら、45分ほどの昼食タイムにする。
○小泉岳〜赤岳経由で銀泉台へ下る
まさに秋を思わせる爽やかな青空の下(10)、2ヶ月前は一面お花畑だった小泉岳を越えて、赤岳へ。頂上には、銀泉台から登ってきたと思われる多くの登山者がくつろいでいた。
赤岳の斜面を下り、駒草平からその斜面を振り返ると、これまた、ため息が出るような錦繍の秋が広がっていた(11)。 |
チングルマの綿毛も太陽の光を浴びてキラキラ光って、その存在感をアッピールし、周りの紅葉を引き立たせている(12)。
やがて、ゴールが近くなると、左手に、これからミヤマカエデの黄色が入るともっときれいになるであろう、花でいうと五分咲きといった感じの銀泉台斜面の紅葉が広がる(13)。
この鑑賞ポイントが、銀泉台駐車場から20〜30分ほどのところなので、観光バスでやってきた観光客で賑わっていた。その中に、チャーミィグリーンのコマーシャルを思い出させる手を繋いだ微笑ましい老夫婦の姿が・・・・・。思わず後ろからパチリ!(14)
層雲峡のロープウェイに乗ってから、7時間半でゴールの銀泉台着が14:00。ところが、層雲峡行きの一番早いバスが15:00で、1時間待つことに。レイクサイド駐車場までは、朝からずっと30分置きにあるが、層雲峡までは15:00から16:30まで30分ごとであった。層雲峡に戻って黒岳の湯に入る。