緑岳(2019m) 白雲岳(2229m)A [緑岳コース]  99,9,11

秋への移ろいを探しながら、秋晴れの表大雪の眺望を楽しむ

5:00 当麻・道の駅
6:10 大雪高原温泉
登山    地点
(標高差 990m)
下山
6:30
7:00
8:25
8:35
8:45
9:15
 ↓
9:25
9:50
登山口
第一花畑
緑 岳

白雲石室分岐
小泉岳分岐
白雲避難小屋
白雲分岐
白雲岳
13:15
12:50
11:50
11:35
11:28
 ↑
11:00
10:40
10:15
[3:20]所要時間[3:00]

13:30 大雪高原温泉(入浴)
18:00 札幌着
表大雪でまだ緑岳を踏んでいないこともあり、いつかは大雪高原温泉から歩いてみたいと思っていたコースである。この7月末に計画し、大雪高原温泉前で夜を明かしたが、夜中すざましい豪雨に見舞われ、夜明けとともに逃げ出して来たところである。
蒸気の上がる登山口
  前日、美唄山を下りて、登山口まで向かう予定だったが、天気予報も良くなく、戻る可能性も考え、当麻町の道の駅で夜を明かす。夜中に雨も降り、諦めていたが、5時に目覚めたら、なんと快晴状態である。上川を過ぎた辺りから朝日輝く大雪の山々が爽やかな秋晴れの下でくっきりと迎えてくれる。半ば諦めていただけにこの好天は信じられない感じで、喜々として車を走らせる。

 登山口になっている大雪高原温泉に到着。しかし、びっくりしたのがまったく秋の気配すら漂わせることのない周りの景色である。いくら暑い日が続いているとはいえ標高1300m地点である。少しは期待していたが、7月末に見たままである。大雪随一の紅葉の名所であるにもかかわらず、ナナカマドでさえ色付いていないのである。
第一花畑から望む緑岳
  周りから温泉の蒸気を吹き上げる登山口(1)をスタートする.緑岳と白雲岳の間は、行きは小泉岳分岐を経由し、帰りは白雲避難小屋経由のコースでの計画である。『夏山ガイド』には、登り5時間10分となっているが、 7kmの道程で標高差990mである。これまでの経験から3時間30分もあればという思いで、のんびりといきなりジグを切って登る急斜面に取り付く。
朝日に輝くチングルマの綿毛
 久し振りの快晴の大雪の山に心も足も軽やかで、快調な登りを続ける。昨日の美唄山がいい準備運動になったらしい。まもなく東京から来たという男性を、第一花畑の手前で、女性ばかりの4人グループを追い越す。登山口から30分で到着した第一花畑で休んでいると彼女らも到着する。逆光に黒い姿を見せているニペソツ山を指差して、「あの形のいい山は何という山ですか?」と問われ、「ニペソツです」と答えたが、全員初めて聞いたような顔をしている。あの有名なニペソツを知らないなんてと思い、尋ねたら「東京から来た」とのこと。ニペソツ山の素晴らしさを説いて彼女らと別れる。
緑岳斜面からの第一・ニ花畑とニペソツ
 彼女らも期待してきた紅葉の気配もなくがっかりしていたが、目指す緑岳斜面(2)にようやくその気配を見付けて喜んでいた。夏の太陽と爽やかな秋風のミックス状態を楽しみながら、朝日に輝くチングルマの綿毛の絨毯(3)の中にまだ咲き残っている遅咲きの花々を探しながら、第一花畑も第二花畑の平坦な道をのんびり進む。エゾウサギギク、チシマリンドウ、ウメバチソウ、タカネトウチソウ、ミヤマサワアザミ、コガネギクなどが結構目に着く。
緑岳斜面からのトムラウシ方面
  尾根の右端の岩の崩壊地を攀登り、向きを高根が原の方へ変えてハイマツと灌木のトンネルを潜り、緑岳の斜面の下に出る。下に紅葉で有名な大雪高原沼と残雪を抱いた高根が原の急崖が見えるが、まったく緑一色である。それらの展望を楽しみながら、急登に備えて5分程休憩する。いよいよこのコース最大の登り、標高差250mの岩のごろごろした中を黄色のペンキを導かれて、ジグを切って緑岳頂上を目指しての登りである。来し方を振り返ると通ってきた第一・二花畑とその向こうにニペソツ山が望まれる(4)。高度を上げるにしたがって、忠別岳の向こうにトムラウシが頭をもたげてくるのが嬉しい(5)。岩の間の艶と透明感のある真っ赤なのウラシマツツジの群生がやはり高度を証明してくれる。やはり、この高さになるともうすっかり秋である。そんな足元の秋とどんどん広がるトムラウシ方面や東大雪方面の展望を楽しみながらどんどん高度を稼ぐ。
緑岳頂上にて
 登山口から2時間弱、左手に旭岳や白雲岳が見えるようになって直ぐに緑岳頂上に到着(6)。この山は松浦武四郎の名を取って別名・松浦岳とも言われる山である。また、南岳の名もあるらしい。行く手の小泉岳の緩やかな秋色の稜線に細い登山道がまっすぐ続いている。その左手に大きな雪渓を挟んで白雲避難小屋が、そしてその上には手を広げているような白雲岳のクレーターの割れ目の黒い溶岩が荒々しく聳えている。

 東大雪や北大雪の山は相変わらず逆光に黒い形を連ねているだけである、そんな、眺望を楽しみながら10分程休憩して、半袖シャツから長袖シャツに着替えて、その先に続く道を下り、とりあえずは小泉岳を目指す。


つづく(白雲岳を目指して)

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