二股岳(826.6m)F <北斗市/森町> 
<下二股林道コース>  つぼ足  3名  13、11,23
05,6,6の夏道   09,10,1の夏道
04,3,27の「山スキー登山」  05,2,15の「山スキー登山
 12,4,12の三九郎岳〜二股た岳〜弥五兵衛岳循環縦走
思ったより雪が多く、期せずして雪山初めの山となってしまった

6:40 自宅発
登山
地 点
下山
7:20
8:05
9:05
林道ゲート
登山口
頂 上
10:40
 9:55
 9:20
[1:45]
所要時間
[1:20]
11:30 二股口古戦場跡
11:25 せせらぎ温泉(入浴)   
12:40 帰宅

大野新道の正面(木地挽山の左奧)に見える北斗市の最高峰で、森町との境界上に聳えている山である。山名の由来は大野川の支流である下二股沢に由来するものであろう。登山道もこの沢沿いの下二股林道から付けられている。

 北斗市から江差へ向かう国道227号線の下二股橋を越えると右側に「二股岳登山道入口」の標識が立っている。そこから下二股林道へ入ると1kmほどでゲートが設置されている。そこが実質的な登山口である。

 SHOさんと転勤族でこの山は初めてのたにさんの3人で、夏山納めの気分で出掛けた。しかし、上の方は思ったより雪が多く、頂上では、強烈な北西の冷たい風に冬山の洗礼を受けて、期せずして今シーズンの冬山初めの山となった気分だった。

 この下二股林道からこの山に登るのは4年ぶり(09年10月)だが、その荒れように驚いた。まずは、ゲートから700mほどの地点では、道路が決壊している(1)

その先も、崖崩れが数ヶ所。立木もろとも崩れて林道を塞いだり、大きな岩がゴロゴロ転がっていたりと、4年前の快適な林道の面影はなくなっていた(2)このまま修復しなければ、廃道の一途を辿る感じだ。その荒れように驚きながら、左眼下に下二股川を見下ろしながら進む。

 林道の途中から雪で覆われ始めて、登山口に付いた頃には、一面真っ白になっていた。登山口はすでに標高420mである。そこから右のトドマツ林の中の登山道へと進む(3)

 少しの間トドマツ林の中のの林道跡を辿る。470m付近で、林道跡から離れ、右の西尾根に取り付く。



 そこから先は、忠実に急な尾根を辿る。きれいに整備されている登山道だ。ぶなの大木が目に付く(4)。足下にはブナの実がたくさん落ちている。今年はドングリは不作だが、ブナは豊作と聞いている(5)。高度を上げて行くに連れて、雪が深くなる。600m〜700mの間は、もの凄い急登が続く。何度歩いても、ここの斜度には驚かされるが、ほどよい雪の深さに助けられた(6)
 
 やがて、頂上の反射板が見えてくる。右側の展望が一気に広がるところだ(7)。その視野の先には、冬尾根の向こう左奥に函館山、手前右に毛無山が見える(8)


 強烈な北西の風に吹かれながら頂上へ(9)。頂上へついて、初めて駒ヶ岳〜大沼〜横津岳の展望が広がる。残念ながら上空は黒い雲に覆われて、駒ヶ岳も横津岳も頂上部分は雲の中だ(10)


 強烈な北西の風を避けながら、しばし、寒々しい光景を眺めながらの休憩。雲の切れ間からの光のカーテンの向こうに、函館山や津軽海峡が見える(11)。頂上標識の前で記念写真を撮って下山開始(12)急な下りは、登り同様、ほどよい深さの雪に助けられて、快調に下ることができた。

 下山後、二人の希望で箱館戦争の戦場となった二股口古戦場跡の台場山へより、300円という入浴料がうれしいせせらぎ温泉で冷えた身体を温めた。


SHOさんのブログへ   たにさんのブログへ


「北海道山紀行・目次」へ   HOME

inserted by FC2 system