もしかしたら登山道を夏草や新芽の笹が覆っているのではないかと思い、念のために刈り払い用鎌を持参した。案の定、背丈の大きな夏草が登山道を覆い、それを刈り払いながらの歩きとなった。
一番心配したのは、笹の密度が最も濃く、昨秋手こずった頂稜コル下のトラバース部分と頂稜部分であったが、内側に笹の新芽が伸びてはいたが、歩きの障害になるほどではなかった。しかし、秋には、また刈り払う必要が出てきそうである。
これまで何度も探した三角点は、それを見つけた方からの情報では、一番高いところではなく、頂上の手前の道沿いであったとのことであるので、その位置のデータを参考に探そうと思って行ったが、すでに、その地点に赤いテープが巻かれた棒杭が立ち、頂上部分と繋がって広く刈り払われていた。
初めての人が2名いるので、ガスが晴れることを願ったが、最後まで晴れることはなかったのが残念であった。
登りで、旧道を通り、帰りに檜沢の滝を見る新道を下った。
春は花が豊富な山ではあるが、この時期は端境期で目に触れる花は非常に少なかった。