大千軒岳(1071.8m)F


 新道コース〜旧道コース  6名 06,6,19 

3年ぶりに、例年より少し遅い時期であるが、お花の先生を同行して、この時期ならではの花狙いで、新道から旧道へ

6:00 函館発
8:45 旧道登山口
   (車1台デポ)
8:55 新道登山口
登下山地点
9:00
10:35
11:50
11:40
12:00
13:00
13:25
新道登山口
頂上着
〃 発
千軒平(昼食)
〃 発
旧道登山口
新道登山口
[4:25]総所要時間
13:35 旧道登山口
15:00 松前温泉(入浴)
17:30 帰宅
花の時期に合わせて3年ぶりに再訪しようと思っていたが、天候に恵まれず、延び延びになっていた。例年より2週間ほど遅くなってしまったが、この時期ならではの楽しみな花もあるとのことで、花好きのメンバーに道南の花の権威であるKuさんも加えた6名が、車2台に分乗して、新道から登り、旧道へ下りる計画で向かう。

 旧道登山口に1台車をデポして、私の車に6人が乗り込んで新道登山口へ向かう。新道登山口には小型バスが1台と3台の自家用車が駐まっていた。大人数のツアーが入っているようである。
 
 生憎、ガスが懸かり眺望は期待できないので、徹底的に花を観賞しながらの山行となる。それでも、この時期のブナの新緑は相変わらず美しい。初めてこの山に来た2名も柔らかな新緑に見とれている(1)さすが、お花の先生のKuさんは我々が見逃した花も確実に見つける。次から次とカメラに収める花が増える。

 頂上が近くなると、エゾグンナイフウロ、カラマツソウ、シラネアオイなどの花畑がそれほど遅くない状態で迎えてくれる(2)のんびり花見鑑賞ペースであるが、1時間30分強で誰もいない頂上へ到着する。ガスのために眺望はまったくなし。一休みをして、集合写真を撮って(3)花の稜線へと下っていく。

 下り始めてまもなく、函館在住の北海道山岳連盟普及部長のYoさんに引率された旧道からの20名ほどのツアーに出会う。聞くと東京からのツアーだそうで、最後尾にはツアーリーダーが付いていた。その後、千軒清水へ寄って喉を潤す。稜線へ戻って、強風とガスの中やや遅めのエゾノハクサンイチゲ、ミヤマアズマギク、ミヤマキンバイ、ミヤマオダマキなどを楽しみながら、花の稜線を下っていく(4)
 
 遅い時期だったがゆえに、今回の狙いのひとつでもあった貴重な花にも初対面することができたのはうれしかった。しかし、その花の周りには、初め熊の掘り起しと間違ったくらい酷い踏み跡ができていたのにはびっくりする。初対面のうれしさよりも悲しさの方が大きく心痛む(5)多分、写真を撮るために入り込んだものであろう。ずいぶんあちこち登って歩いたが、これほど酷い状況は見たことがない。昨日までの情報を総合すると、48名のツアーのほかにかなりの人数が入山していたという昨日かその前日かどちらかのものであろう。

 風を避けて、千軒平を下りたところで昼食タイムとする(6)。日本一の規模と言われているシラネアオイの大群落はすでにピークを過ぎていた。昼食を終えて、いよいよ下山である。

 その後、ちょっとしたハプニングが・・・
 下山を始めて、まもなく、旧道登山口にデポした車のIさんが「やばい!」と大きな声を上げる。車の鍵を新道登山口にデポした私の車の中に置き忘れた・・・とのことである。どうしようもないので、下山後の新道登山口までのおよそ3kmの歩きは一番若い私の役割と決めて下っていく。しかし、途中から雷が鳴り始めて雨の心配が出てきたこともあり、リュックを他のメンバーに預けて登山道の真ん中くらいから駆け下りる。雨が降ってきたが、どうせ汗で濡れるので、かえって涼しくてうれしいくらいである。一気に旧道登山口まで駆け下りて、その勢いで林道を1kmほど走り続ける。その後は登りが続くので、歩いたり走ったりで3kmを25分で新道登山口へ到着する。結局、ほかのメンバーを10分ほど待たせただけで済んだ。

 帰路、松前温泉に入浴して帰路に着く。

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