ヌタプヤンベツ川〜忠別岳(1963m)B 
 6名 14,9,6〜7
A05,8,12の銀仙台からの日帰り
@94,7,31〜8/1のトムラウシ岳〜忠別岳

    札幌のHYMLメンバーの計画に加えていただき、ヌタクヤンベツ川を遡行して紅葉に彩られた3度目の忠別岳へ
  
5:00 札幌発
  
登山
地点
 8:45
 9:20
14:10
15:15
ヌタクヤンベ林道ゲート
入渓
無名の沼
忠別小屋
[6:30]所要時間
 7:00
 8:30
 9:00
12:00
14:45
忠別小屋
忠別岳着
  〃 発
忠別林道跡
忠別林道ゲート
[7:45]所要時間

 札幌のHYML仲間のヤマちゃんに週末の計画を聞いたら「沢から忠別岳へ登る」と言う。忠別岳は縦走路をそれぞれ反対方向から2度登っているが、沢からは初めてである。しかも、やさしい沢だというので、仲間に加えていただいた。ヌタプ・ヤンベツは「屈曲する・冷たい水の流れ」とのこと。

 メンバーは、この計画を提案者で一度同じコースを歩いているたfujimoto@低山大好きさんに、タッチさん、よもぎさん、初同行となるナオちゃんの6名。

 前日夕方に家を出て、札幌の豊滝除雪センターで車中泊。翌朝札幌IC入口で待ち合わせて、入山口となるクチャンベツ林道へ向かう。
 下山して来る忠別林道ゲート前に自分の車をデポし、ヤマちゃんの車で入山口の林道入口(沼の原橋)へ向かう。

 ヌタプヤンベツ川沿いのヌタクヤンベ林道(川名と林道名が微妙に違うのが面白い)は崩壊のため通行禁止、ゲート前に車を止めて出発する。
 リュックにはテントはないが、下山用のトレランシューズと共同装備の野菜が加わった。

 前半は穏やかな沢で、河畔の鹿道を探しながら渡渉を繰り返して進む。さっぱり標高が稼げないもどかしさを感じながら登って行く(1)
 途中から小雨がぱらついてきたので、カッパを着た。それほど気になる強さでなかったのが幸い。


 1374mの二股を過ぎると斜度が急になり、小滝を伴った巨岩帯へと入り漸く沢登りらしくなってきた。すでに紅葉が始まっていて、歓声を上げながらの遡行だった(2,3)


 右岸が岩壁となった広めの函も通過(4)。1500mを越えると、流れが緩やかになり、上流の感じになってくる(5)


右岸の湧水帯を覆う一面の苔が美しい(6)。左岸から少し入った1530m地点にある無名の沼に寄る。踏み跡もついていて、このコースを登る人でなければ目にできない高層湿原の秘沼である(7)


数年ぶりに目にしたチシマクモマグサ(8)。やがて、夏には花畑が広がっているであろう源頭地形が広がり、鹿道と一緒の踏み跡が続く(9)
左から合流する2ヶ所の二股を右に進むと今日の目的地忠別小屋そばの雪渓から流れ出る沢である。


 歩き始めて6時間半、ようやく忠別小屋と雪渓が見えて来た(10)雪渓にビールを冷やして小屋へ。小屋の入口から美味しそうなにおいが漏れている。一階には、環境省のボランティアのメンバー8名が陣取っていた。その中のお二人から挨拶を受ける。HYMLのメンバーのチカップさんとkonkonさんだった。
 2階に陣取っていた顔なじみのHYMLメンバーで、この3月まで函館にいたタニ@おたるさん、その相棒の旭川のYoさん、札幌のhiroponとこざるさんの4名に迎えられて2階に上がる。

 夕食は、グループ山行ならではのたくさんの食材の入った鍋料理が美味しかった(11)それと量が多くて主食になってしまったポテトサラダ。アルコールが進み、腹がきつくなり、早目に寝たら10時半に目が覚めてしまった。いつものことながら眠られずに長い夜を悶々と過ごすことに・・・。

2日目へつづく



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