ピセナイ山(1027.8m)B
<静内ダムコース> 単独 12、10,25
A07,5,20「春のピセナイ山」
@96,11.04「晩秋のピセナイ山」
 翌日の予定だったが、天気の良さに惹かれて午後に駆け足登山となった3回目

10:40 オキシマップ山下山
登山
地  点
下山
13:05
13:20
13:55
14:40
14:55
静内キャンプ場ゲート
ピセナイ林道入口
登山口
6合目
頂 上
17:00
16:40
16:05
15:25
15:10
[1:50]所要時間[1:50]
※超高速登山

18:00 新冠温泉レコードの湯(入浴)
19:00 新冠道の駅
 新ひだか町の旧静内町と旧三石町の旧境界線上に聳える端正な形をした山である日高山脈まで遮る物がないので、北は支稜線上のイドンナップやナメワッカから南のアポイ岳までの主稜線の山並みの全貌が見渡せる、まさに日高山脈の展望台的な山である。

  これまで、晩秋と春に2回登っている。今年の6月から北海道新聞札幌圏版に連載の始まった拙筆による「ほっかいどう山楽紀行」の11/2の予定がこのピセナイ山である。今回の山旅で、「天気に恵まれれば、掲載写真の撮り直しをしてきたい」と思っていた。天気予報から、翌日の予定にしていた。ところが、この日、えりも町のオキシマップ山から下山して、新ひだか町へ昼過ぎに戻ってきたら、日高山脈の主稜線の山々がくっきりと見えている。しかも、カムエクより北の山は白く雪化粧をしている。明日の天候の保障はない。このチャンスを逃す手はない。

 しかし、すでに静内キャンプ場先の東の沢左岸林道のゲートは閉じていることは知っていた(1)「5.3kmの林道歩きはあるが、大急ぎで登ればまだ太陽光線のある時間までには登れるだろう。下山は暗くなっても良い」と静内ダム奥のキャンプ場ゲートへ向かった。

 ゲート前に着いたら、すでに13:00だった。5年前に妻と一緒に登ったときにはゆっくりモードで3時間半掛かっている。午前のオキシマップ山の疲れはあるが、大急ぎで歩けば、林道1時間、登山道1時間で登れるはず・・・トレラン用の靴を履いて駆け足モードでスタート。

 静内ダムや林道沿いの紅葉を楽しみながら(2)黙々とこれ以上は無理と言うほどの超高速で歩き続けた。ときおり走りを入れて、5.3kmの林道を50分で踏破し、登山口へ(3)

 5分休んで登山道へ取り付く。ところが、4合目辺りまでの急な痩せ尾根に驚いた。こんなにキツイ登りだったことは記憶にない。あえぎあえぎ登る。写真など撮る余裕はない。合目標識を1合6〜7分ペースで登り続ける。登山口から55分で頂上に到着。

 ところが、残念なことに、日高山脈主稜線の上に雲が広がり、くっきりと見えない。しかも1839峰などいくつかのピークに雲が懸かっている。一応カメラには収めたが、連載記事に使えそうな写真は無理だった。ダメだった場合には、「北海道あれこれ さっぽろ発」のHaさんから同じ時期の素晴らしい写真を借りる手はずになっているので、諦めがついた。

 写真の撮り直しが叶わなかったが、午前中の4時間以上のオキシマップ山山行の後にも関わらず、林道ゲートから2時間も掛からないで登頂できたことに満足感と自信が湧いてきた。下山は、ヘッドランプもあるので、急ぐことはない。のんびりと下った。それでも、登りと同じ1時間50分でゴール。林道へ出たら暗くなり始め、ゴール時にはヘッドランプの必要がないギリギリの暗さになっていた。 


4合目付近の紅葉

7合目から頂上を望む

9合目付近から南日高の稜線を望む

頂上からの眺め

雪化粧をしている幌尻岳とカムイエクウチカウシ山

セルフターマーの三脚が低いので主稜線がよく見えない

天候に恵まれ、まだ残雪で覆われている主稜線がくっきりと眺められた07,5,20「春のピセナイ山」


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