日帰り可能で、まだ歩いていないコースが残って いる山を探したら、岩内スキー場から登る岩内岳と雷電山までの縦走のコースが残っていた。岩内岳は 5年前に新見峠登山口から目国内岳経由で、雷電山 は4年前に朝日温泉登山口から頂上に立って以来の 再訪である。 真夜中に目が覚め、予定より早く出発。細い新月 と満天の星空を見ながら3時間車を走らせ、夜明けの
登山口に到着。
出発の用意をしていると、60歳位の男性が到着。 同じく「雷電山まで行く。」と言う。おにぎりを1 個口にし、「お先に出ています。上であったら宜しくお願い致します。」と、今は使われていないスキー場の斜面跡に続く登山道に取り付く。
まもなく顔を出した太陽に、周りのすすきの穂が眩しく光る中をのんびり進む(1)。
第2リフトの乗り場跡から第3リフト終点跡までは、リフトの右側に続く作業道を利用した登山道である。時折振り返っては、早朝の岩内湾の海岸線、薄い朝靄が漂う岩内の町並みと岩内平野を見ながら高度を上げる。