頂上がガスで覆われ地味だったが、登山口の秘湯・朝日温泉が魅力
8:00 自宅発(八雲)
9:45 朝日温泉
登山地点下山
10:00
10:35
11:00
12:00
12:15
登山口
天狗岩
中山
前雷電
頂上
15:10
14:45
14:20
13:10
13:00
[2:15]所要時間[2:10]
15:20 朝日温泉(入浴) 16:00 〃 発 17:00 朱太温泉入浴 18:30 帰宅
              

 朝起きたら霧雨、TVの天気予報で後志地方、曇り時々晴れとのこと、駄目でもともと、用意をして出発。日本海側は見事晴れている。途中から眺めるとニセコ連峰はガスだが、雷電山は晴れている(1)。
岩内郊外からの雷電岳
 雷電温泉を少し過ぎたところで、朝日温泉に入る道がある。「果たして、こんな道の奥に温泉があるのだろうか?」と不安になるようなくねくねした林道まがいの道をかなり進む。 やがて、水上勉の「飢餓海峡」に出てくる秘湯・朝日温泉前に到着。自家発電の温泉である。

 その駐車場に前に車を置かせてもらい、10時スタート、すでに、車3台の人達が入山している模様。岩の洞窟状になった露天風呂の脇の登山口から、急な尾根に取り付く。 スタートがいつもより遅いせいか、何となく焦り、ペース が速くなりがちである。
のっぺりした頂上
 登山口から結構急斜面が続き、高度をどんどん稼 ぐ感じ。 初めはトドマツ林、天狗岩付近から頂上までハイマツと 笹藪が続く。ハイマツのトンネルをくぐり、根を渡り、背丈より 高い笹藪を掻き分けて進む。足元が見えないのでハイマツ の根に脛をぶつけ、擦り傷数箇所できる。 結構アップダウンや急斜面あり、急斜面にはロープが張られている。名前の由来が気になるコックリ湖を右下に眺めながら前雷電に到着。
 
 前雷電から頂上までは山容から予想した通りダラダラした斜面が続く。途中先に登っていた3グループを追い越し、予想外の一番乗りである。こんなに遅く登り始めての一番乗りは初めての経験である。しかし、頂上は丘の上といった感じで標識があるから「ここか」という感じで物足りない(3)

 前雷電からは見えていた頂上であるが、一等三角点なのに、ニセコ方面からのガスに覆われ、上空は明るいが、展望利かず。(本来ならニセコ連峰や羊蹄などが見えるはず。)しかし、無風で暖かく、のんびり昼食をとっているうちに途中抜き去った人達が3人、3人、4人とやってくる。
登山口から頂上まで付き合ってくれたゴゼンタチバナ
高山植物の花はあまり目にせず。頂上付近にようやくハクサンチドリ、エゾカンゾウ、シナノキンバイなどが本のわずかあるのみ、いつもはほとんど目がいかないハクサンボウフウや登山口からずっと道端に付き合ってくれたゴゼンタチバナ(2)、ツマトリソウが目立つほど。
朝日温泉と登山口の露天風呂
下山後、登山口にある、秘湯・朝日温泉に入浴(4)。黒い湯花が珍しい。その後、海岸線に出たところで、「浜ラーメン」の看板に引かれて食すが期待外れ。温泉のはしごをとばかり、寿都の湯別温泉を探しているうちに朱太温泉の看板を見付けて行って見ると畑の中にプレハブ造りの温泉を発見、料金は清掃協力金 100円だけの管理人もいない湯量豊富でシャワーもあり、結構綺麗な温泉。話の種にと思い入浴し、帰宅。 (※現在は、立派な町営温泉に生めれ変わっているそうである。)
 
 次の日、あの北海道南西沖地震。雷電岬の刀掛トンネル付近は不通、近くで岩が落ちてきて家が潰れ、お婆さんが亡くなったそうである。
ご冥福を祈る。



[岩内スキー場コース](岩内岳経由)


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