4:00 自宅発
7:20 喜茂別コース登山口
(MTBデポ)
7:40 京極コース登山口
登山 | 地点(京極コース) |
7:50
9:05
10:00
10:40
10:50 |
京極登山口
5合目
8合目
稜 線
頂上着 |
[3:00] | 所要時間 |
下山 | 地点(喜茂別コース) |
12:00
13:30
13:50 |
頂上発
作業道交差
喜茂別登山口 |
[1:50] | 所要時間 |
14:30 MTBで京極登山口着
15:00 京極温泉(入浴)
道の駅・京極(車中泊) |
前日の天気予報は、1年に数回という北海道全域が快晴マークで覆われている(1)。このチャンスを最も効果的に満喫できる山として、前夜、急遽この山に決めて、朝4:00に家を出る。
八雲漁港でご来光を眺め、赤く染まる空にくっきりと聳える羊蹄山をカメラに収める(2)。今までで10回登っている山だが、今回は、マウンテンバイクを喜茂別コース登山口にデポして、まだ1回ずつしか歩いていない京極コースを登り、喜茂別コースを下ることにした。
登山口から頂上を見上げると、すでに紅葉が始まっているようだ(3)。京極コースは13年振り。登山口から畑の中を通って林へ入っていく。4コースのうち、最短コースで、ひたすら変化のない小さくジグを切りながらの直登が続く。上から昨夜避難小屋に泊まった若者グループやその他のメンバーが下りてくる。中にアコーディオンと大きなぬいぐるみを持った青年もいた。いろいろな人がいるものだ
13年前は2時間30分で登っているが、今回はゆっくりと歩を進める。それでも、5合目で1時間15分だったので、長めに休憩。6合目まで登ると、眼下に、京極や喜茂別の市街地や出来秋の彩りがきれいな畑地が広がり、その奧には、札幌近郊から支笏湖周辺の山並みが連なる。
7合目を過ぎると、露岩の道となる。5合目までは1合毎およそ15分ペースだったが、その後は斜度も増して来て、20分ペースになり、休む回数も多くなる。
9合目の直ぐ下で下りてくる二人連れに出会う。
後の人が、こちらの顔を見て「坂口さんですよね。初めまして!」と自信を持って挨拶。一度も会ったことのない方だったので、ビックリ。HYML仲間で相互リンクを結んでいる千歳のりょうさんとの感激の初対面だった(4)。先に歩いていた同行の方は、飯豊山を残して日本百名山の99山目という名古屋の方で、やはり拙サイトをよく見ているとのことであった。
彼らと別れてもなく、頂稜までのガレ場の直登となる。一番歩きづらいところだ。
頂稜へ出ると、紅葉で彩られた火口跡(父釜)が目の前に広がる(5)。8年前の春に、
山スキーで火口底まで滑り降りたことを思い出す。
10分ほどで、賑やかな頂上に到着(6)。ちょうど3時間だった。やはり、京極コースは最短コースだ。
これで11回目だが、最高の展望・・・南は恵山から噴火湾と道南の山々、北は暑寒別山塊、東は夕張山系と日高山脈、西はニセコ連峰と積丹半島の山々。それらの手前の札幌近郊や支笏・洞爺周辺の山々はもちろん、360度の大展望が広がっている。眼下に広がる色とりどりの出来秋の畑のパッチワーク模様が美しい。
独立峰ならではの、この天候ならではの大展望を心ゆくまで堪能する。何度見ても飽きない眺めだ。
中でも、洞爺湖の向こうに噴火湾を挟んで見える我が函館近郊の恵山〜横津岳〜駒ヶ岳がうれしい(7)。
昼食を摂り、近くの人たちと山座同定を楽しんだりして、ちょうど12:00に下山開始。
きれいな紅葉のナナカマドの下に見える尻別岳やその奧の白老三山、ホロホロ山、徳舜瞥岳、オロフレ山などを目の前に見ながらの下山である(8)。振り返ると、色づき始めた頂稜下の斜面とスッキリとした青空が美しい(9)。
喜茂別コースは、最も利用者が少ないと見えて、他の3コースに比べて登山道が荒れてなく、露岩やガレもなく、非常に歩きやすい。京極コースに比べてジグも大きく切られているようで、あまり急な感じがしない。ただ、前の時もそうだったが、手入れはきちんとされているのに、合目標識がまったくないというのも、ちょっとペースを把握するのに困りものである。
前回に比べて、とても良くなったことがある。それは、c560で砂防ダム工事の作業道からにぶつかるが、そこからの登山道の復活である。前回は、その登山道が廃道になっていて、3kmもくねくねとした長い車道歩きだったが、1kmほどの直線の登山道歩きで済むようになり、前回より25分も短縮できた。これで、頂上へ直接飛び出るこのコースを利用する人も増えるのではないかと思われる。
デポしておいたMTBに跨り(10)、左手に羊蹄山を眺めながら(11)京極コース登山口を目指す。道々豊浦・喜茂別線はほぼ下りなので、快適なツーリングを楽しむが、そこから標高差170mの登山口までの道がきつかった。一部、MTBを押しながら歩いたところもあったが、40分でゴールイン。その後、京極温泉にのんびり入り、ビールと夕食を摂り、そばの道の駅で18:00から翌朝の3:30まで9時間半も爆睡。