貫気別山(994m)/留寿都村
<管理道路とゲレンデ利用> 単独、 07,10,24
冬はリフトで頂上に立つことができるので、登山対象から外されそうなルスツリゾートのMtイゾラの山へ

4:00 函館発
登山
地  点
下山
7:00
7:20
7:35
管理道路ゲート
イゾラ第4リフト終点
頂 上
8:15
8:00
7:45
[0:35]所要時間[0:30]

重兵衛沼へ
ルスツリゾートスキー場の国道230号線を挟んだMtイゾラの山で、登山対象から外されそうな感じだが、一等三角点の山で「日本の山岳標高1003山」に選ばれている立派な山である。
 
 これまで、リフト利用のスキーでは何度もこの頂上に立ってはいるが、今夏、平取町にあるやはり一等三角点の同名の山に登っていることもあり、雪の降る前に登っておきたかった。山名の由来は、どちらも源流となる同名の貫気別川に因るものであるが、語源は、アイヌ語で「濁った川」という意味らしい。

 泉川から黒田へ抜ける農道のc730付近から直接頂上に繋がっているスキー場の管理道路を地図で見つけ、それを利用することにした。ゲート前に車を置いてスタートして5分ほどで、ヘブンリーコースのゲレンデにぶつかる。管理道路を登るよりこっちが近いので、そのままゲレンデの中を登る。地図上にはないイゾラ第4リフトの終点まで登ると、頂上が見える(1)

やや急ぎ足ではあったが、35分でリフトが集中している頂上へ到着。一番高い地点はゲレンデから外れているが、その笹藪の中に、数日前に刈り払ったと思われる先に一等三角点があった。ちなみに、この点名は「風防留山(ふうふぉるざん)」といい、スキー場のコース名に、これに因んだと思われる「フーボルコース」がある。

 ゲレンデに戻ると、冬は雪の上に突き出ている頂上標識があり(3)、その先からは、頭部分を雪化粧した羊蹄山と右手前に尻別岳、さらに橇負山のウエストマウントスキー場とルスツリゾートの建物群が見える(4)・・。



 
このほかにも、一等三角点の山に相応しい360度の展望が広がる。北にはやはり雪化粧した余市岳や無意根山、東には支笏湖付近の山々からオロフレ山まで、南には洞爺湖やうっすらと駒ヶ岳、西には昆布岳・・・。

 下りは、この後登る予定の竹山を目の前に見ながら、登りと同じゲレンデを辿る(5)

 



○重兵衛沼へ


 この山懐に抱かれた感じのc820付近に、隠れた観光スポットの秘沼重兵衛沼がある。スキー場の管理道路との分岐から300mほど黒田方向へ車で移動すると、きれいに刈り払われた道と「重兵衛沼入口」の標識が立っている(6)

 標高差100mほどの急な尾根の上に広く整備された道が続く。蛇行して続くその道を10分ほど登っていくと、直径80mほどの丸い沼が忽然と現れる(7)左手の踏み跡を少し辿ると、洞爺湖が見えるように刈り払っているポイントもある。

 ネットの観光情報によると、紅葉の頃がお勧めとのことであるが、ややピークを過ぎた感がある。


つづく(この後登った竹山へ)


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