竹山(940m)/留寿都村
<牧場跡入口ゲートから> 単独、 07,10,24
山スキーで登られることの多い山であるが、頂上直下の藪漕ぎ覚悟で草の枯れた牧場跡を辿る。

8:45 重兵衛沼下山
登山
地  点
下山
8:55
9:25
9:45
牧場跡入口ゲート
藪突入(920m付近)
頂 上
10:20
10:00
 9:50
[0:50]所要時間[0:30]
軍人山登山口へ移動
 ルスツリゾートスキー場のMtイゾラとなっている貫気別山の南にゆったりと聳える山である、頂上近くの東面に牧場跡が広がり、山スキーの初心者コースとして人気のある山で、情報も多い。しかし、この山に夏に登る物好きは自分くらいのものであろう。

 山名の由来は不明だが、頂上付近のネマガリダケの藪はかなり手強かったので、牧場が作られる前は一面ネマガリダケに覆われていたことが由来かも・・・?

 貫気別山を下山して重兵衛沼に寄った後、同じ農道にあるこの牧場跡の入口ゲートを目指す。c700m地点なので、頂上までの標高差は240mほどである。この牧場は公営の育成牧場だったらしいが、雰囲気からして閉鎖されてだいぶ経つようだ。そのゲート前に車を置いてスタート(1)

 牧場跡であるが、閉鎖されてだいぶ経つらしく背丈の高い草に覆われている。しかし、この時期ならではの強みで、それらが全て枯れている。それらを踏み分けながら快調に登っていく。

 30分ほどで、濃密なネマガリダケの藪との境界に到着。直線距離で120mほど先に頂上が見えている(2)意を決して藪に潜り込む。予想よりかなり濃密な藪で、背丈も高く、周りは一切見えない。単独でのこのような濃密な藪漕ぎは久しぶりである。

 方向を間違えないように、さらには、足元の登り地形を外さないように一歩一歩登っていく。北尾根に乗ったらしいと思ったら、今度はハイマツの出現である。それらをかわして進むと平坦なところへ出る。三角点(点名・竹山)は、周りに古い測量関係の残骸があり、すぐに見つかった(3)

 西側は貫気別川の源流に削られた急斜面である。我慢の藪漕ぎも20分で済んだが、実際より長く感じるものである。頂上は藪の背丈も低くく、遮るもののない360度の大展望が広がる。 北側には、先ほど登った貫気別山と辿ったゲレンデがくっきりと、そして、その向こうに頂部を雪化粧した羊蹄山と尻別岳が(4)、北西方向には洞爺湖が見える(5)。

 下りの藪はやはり速い。GPSのトラックログで確かめながら半分の10分で牧場跡へ出てホッとする。下山後、軍人山の登山口を目指して、泉川経由で市街地へ向かうが、途中のミヤマカエデやダケカンバの黄葉があまりにもきれいで、車を止めて写真に収める(6)

つづく(この後登った軍人山・化物山へ)  戻る(この前に登った貫気別山へ)   


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