(美利河)丸山(674,1m)B
<奥美利河コース>  単独 2018,9,12
2011、5,23の「二股温泉コース」へ
2002,4,29の「奧ピリカ温泉コース」へ
16年ぶりに奥美利河コースから3度目の頂上へ
 
12:00 奥ピリカ温泉
登山
地点
下山
12:10
13:25
登山口
頂上
14:45
14:00
[1:15]所要時間[0:45]

12:30 クワプラザピリカ(入浴)

GPSトラックログ
長万部と今金町の境界稜線(渡島と檜山の境界・道南中央分水嶺)上に位置するこの丸山は、美利河丸山と呼ばれる。長万部の二股温泉と今金の奧ピリカ温泉からのコースがあり、縦走できるようになっている。

 16年前に奧ピリカ温泉から登り、7年前に二股温泉コースから登っている。奧ピリカ温泉コースの方が距離的に半分ほどなので、こちらから登られることが多い。今回は、新聞連載「どうなん・とうほく山楽紀行」の再取材を兼ねて3度目の訪問となった。

 午前中に、カニカン岳を目指したが、2015年からアプローチとなる道々が通行止めとなっていて、登山道はそれ以降荒れ放題になっているとのことだが、MTBで道々を走り、登ってみたが、上の方はネマガリダケで覆われていて、720m付近で撤退し、予定通り、午後からこちらへ向かった。

 国道の美利河ダムから登山口のある奥ピリカ温泉まで10kmほどあるが、これも道々で、ずっと舗装されているのがうれしい。

 登山口となっている奥ピリカ温泉「山の家」は、施設の老朽化に伴い、平成28年から休業になっている(1)野趣あふれる施設だっただけに非常に残念な感じだ。もう再開されることはなさそな気配だ。何度か入ったことのある温泉の露天風呂に蛇が泳いでいたのが懐かしい。今でも、露天風呂の温泉はこんこんと湧き出して、川へ流れ出ていた。


 山の家の建物の裏手に登山口がある。頂上まで2,800mの標識あり(2)ブナ林の急な尾根をジグを切って登って行く。こちらの登山道は歩く人も多く、整備が行き届き、快適である。
 道沿いには、いちはやく秋を演出するウルシの紅葉も目に付く(3)
 

 天候が良いので、珍しく花を開いたエゾオヤマノリンドウ(4)。秋色を演出するガマズミ(5)などが目を楽しませてくれる。


 標高を上げて行くと、顕著な尾根となる。台風でやられたのであろうが、幹の途中から折れた木や、根こそぎ西側へ倒れた倒木が目立ってくる(6)。やがて、合流する東尾根とそのピークが見えてくる(7)


振り返ると、駒ヶ岳を中心とした噴火湾の南側が広がる。それにしても良い天気だ(8)


 振り返って右側に目を転じると、手前にピリカスキー場とピリカダム。その奥に雄鉾岳から遊楽部山塊(9)。稜線へ上がると、黒松内岳も見えた(10)


 ゆっくり登ったつもりだったが、1時間15分で頂上到着。新しい山頂標識には「2017年6月25日 今金町120年記念」と書かれていた(11)。この標識が設置された「今金町120年記念登山会」には、今年エベレストなくなった今金町ふるさと応援大使だった栗城史多さんも登っている(12)<他サイトから借用>。


 三等三角点(点名・丸山)と標識の立つ山頂と羊蹄山(13)。頂上から、午前中に途中撤退したカニカン岳も見えた(14)


ニセコ連峰と羊蹄山(15)


噴火湾の北側から室蘭方面へ続く海岸線(16)


ニセコ連峰から絵鞆半島までのパノラマ(17)



 下山後、入浴し、夕食を食べたクワプラザピリカ(18)。レストランで提供されていた「美利河ダムカレー」(19)。日本一の今金男爵と幻の今金和牛のコロッケを贅沢に添えて、地元名産の軟白ネギや野菜も添えられてボリュームも満点!!  冬期間は、冬バーションで、白いカレーになるらしい。


2002,4,29の「奧美利河コース」へ   2011,5,23の「二股コース」へ


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