音江山 (795.4m)B<山スキー>
<沖里河温泉裏ルート>   8名 15、1,10
13,2,25の山スキー
04,8、11の「沖里河山〜音江山」
HYML仲間8名で、山スキー2度目の音江山で2度登り返してパウダー滑降を楽しんだ

7:00 浦幌町発
8:20 深川道の駅(メンバー全員合流)
8:55 除雪終点(採石場入口)
登山
地点
下山
 9:10
 9:45
11:25
採石場入口
夏道登山口
頂 上
14:30
14:05
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12:00
12:45
13:05
13:30
600mまで滑る
登り返し
2度目の600m
2度目の登り返し
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13:35
[4:20]所要時間[0:55
17:00 吹上温泉・白銀荘着(泊)

 深川市の南に位置する一等三角点の山で(1)(2年前に撮影)、沖里河山、イルムケップ山と共に音江連山として親しまれている。標高の割には、雪も多くパウダースノーに恵まれて、近年山スキーやスノーシュー登山、スノーボードでの滑降などに非常に人気の高い山である。

 夏山は04年に沖里河山から一度登っているが、山スキー登山は、2年前の「湧別原野オホーツククロカンスキー大会」の翌日に、単独で登って以来だ。そのときは、非常に天候に恵まれて、頂上から、石狩平野、天塩山地、夕張山系、増毛・樺戸山系、十勝連峰〜表大雪など、360度の大パノラマを堪能することができた。

 そのときの取材を元に、「ほっかいどう山楽紀行」でも紹介したが、音江の語源は、アイヌ語のオトゥイェポク(川尻が千々に分かれた山下の川の意)とのこと。ちなみに、音江の旧名は音江法華(おとえほっけ)である。

 さらに、その沖里河山登山口説明板には、「麓郷音江の里の位置と音江山・沖里河山が東西逆に位置されている理由が未だ解明されず」と記載されている。地形図を見ると、確かに東の音江川の源流は沖里河山で、西のオキリカップ川の源流が音江山になっていておもしろい。



  今回のメンバーは、前夜、本人の送別会場となった浦幌のHYML仲間のよもぎさんのお宅に泊った5名(ヤマちゃん、まささん、トモちゃん、北さん、私)と、深川道の駅で合流した3名(チョーさん、今コンさん、marikkaさん)の8名。

 深川の道の駅から眺めた時には、山が見えていて期待を持たせた。除雪終点の砕石場からスタート(2)。旧沖里河温泉手前までの林道を進む。すでに先行者のトレースがあり、ラッセルは免れた。
 「音江連山登山口」の標識のあるところから林道と離れて、温泉裏の樹林帯の中の夏道沿いに尾根に向かうトレースを辿る。新雪を被った木々が美しい(3)登りのコースは、前回自分が一人で来た時とほぼ同じだった。


 暑くなり、ヤッケを脱いで登り続ける。手前の尾根を乗っ越して、沢へ下りていくが、帰りの登り返しが少ないような等高線上のルートを上手に取っている。 やがて、標高440付近でオキリカップ川支流の沢のスノーブリッジを渡る。頂上からの北尾根へ続く急斜面をジグを切りながら登っていく(4)。やがて、雪をかぶって重そうなアカエゾマツも現れる(5) 徐々に木の密度は薄くなり、標高点636をかわして北西尾根に乗る。やがて斜度が緩むと頂上が近い。

2時間15分で、木の生えていない丸い頂上に到着。ガスの中で展望は全くなし(5)いよいよ、登り返し覚悟で、谷に向かってオープンになっている北東斜面の楽しみなパウダー滑降である。前回自分が一人できたときには、すぐに下ったので、その方向へは下りていない。何度も来て地形を知っている仲間のお陰で、気持ちの良い深雪滑降を楽しむ。ただし、ガスが濃くて良く見えないのが残念だった(6)


ここ数年でめっきり上達したリーダー・ヤマちゃん

 見通しが利かないので、何度も停まって、人員を確認しながら600m付近まで下る(7)。シールを貼って、登り返す(8)

○2回目の滑り

 頂上直下まで登り返し、少し尾根を下って、再び600m付近までの2回目の滑降を楽しむ。1回目よりは少しガスが取れて少し明るくなった。


紅2点の一人marikkaさん

HYML随一深雪滑降のエキスパート・まささん

指導員仲間のチョーさん


貴重な私の滑り(ヤマちゃん提供)

 再びシールを貼り直して、登り返す。時間さえあれば、3度目も行きたいところだった。
 それでも、下山も、少し方向を北寄りにとって沢まで下ったので、十分滑りを楽しむことができた。420m付近で登りのトレースに合流し、ゴールを目指す。
 
<下山後の感激の出会い>
 下山後、頂上にすぐ後に登ってきて、先に下りていた男女二人組の男性が「もしかしたら坂口さんでないですか?」と挨拶された。なんと、2年前に、やはり同じ場所で、やはり「坂口さんですよね」と挨拶された女性のご主人だった。どちらも「函館ナンバーのエクストレイル」が決め手だったようだが、同じ山に2回登って、ご夫妻それぞれに出会うという偶然も凄い。


○白銀荘でのHYML大懇親会

 下山後、HYML三段山オフミ会場の上富良野の吹上温泉・白銀荘へ向かう。
到着した時には、すでに懇親会が始まっていた。慌てて温泉に入り、合流。我々も入れて29名の参加だったが、ほかのメンバーは、それぞれ三段山で楽しんだ後のようだった。
食事を担当してくれた洋ちゃんご夫妻の献立は、手巻きずし、鶏肉の照り焼き、煮物ほかで、そのほかに各自の持ち寄り料理などテーブルから溢れていた。。


集合写真(自分が撮影したので、写っていない)


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