6:00 旭川道の駅発
7:10 除雪終点(採石場入口)
登山 | 地点 | 下山 |
7:20
7:45
8:45
10:00 |
採石場入口
夏道登山口
沢を越える
頂 上 |
11:00
10:50
10:40
10:20 |
[2:40] | 所要時間 | [0:40] |
21:00 札幌経由で帰宅
|
深川市の南に位置する一等三角点の山で(1)、沖里河山、イルムケップ山と共に音江連山として親しまれている。近年山スキーやスノーシュー登山、スノーボードでの滑降などに人気の山である。
夏には一度登っているが、その冬の人気のわけも知りたいのと、「ほっかいどう山楽紀行」の取材もかねて、冬に一度登っておきたいので、前日の「湧別原野オホーツククロカンスキー大会」の帰路の予定に組んだ。
前夜は旭川道の駅での車中泊だったが、疲れ過ぎて熟睡できず、ほとんど眠れないまま早い朝を迎えた。疲れてはいるが、快晴の天候に恵まれたので、予定通り、この山を目指した。
国道12号線から現在は廃墟となっている沖里河温泉跡への道路へ入り、除雪終点まで進む。そこは採石場の入口になっていたが、冬期間は営業をしていないような感じだったが、広い駐車スペースは除雪されて確保されていた。
金曜日のドカ雪の後だったが、多分、土日の登山者のトレースがあるだろうと期待していた
。案の定、除雪終点の採石場入口の先の林道には、トレースが続いていた(2)。深さが40〜50cmのラッセルなので非常に助かった。
前日に引き続き、この冬一番の寒気で、スタート時の気温は−22℃というほとんど未経験の寒さだった。しかし、無風の上、真っ正面からの朝陽を浴びながら寒さを感じることなく、25分ほどの林道を進む。
沖里河温泉跡手前でトレースは二手に分かれていた。右の尾根に取り付く方には、「音江連山登山コース入口」の標識が立っていた(3)。温泉の廃墟も目にしたかったが、そこからまだ結構距離があるので諦めた。
登山口から温泉裏の樹林帯の中の夏道沿いに尾根に向かうトレースを辿る。尾根の上に青空が広がっている(4)。暑くなり、ヤッケを脱いで登り続ける。手前の尾根を乗っ越して、沢へ下りていくが、帰りの登り返しが少ないような等高線上のルートを上手に取っている。
やがて、標高440付近でオキリカップ川支流の沢のスノーブリッジを渡る。頂上からの北尾根へ続く急斜面をジグを切りながら登っていく。
少し登って振り返ると深川市街地方面の平野部を挟んで幌加内方面の山並みが広がる(5)。
徐々に木の密度は薄くなり、あちこちに帰りの滑りが楽しそうな空間が多くなってくる。思い思いのシュプールも残っている。
標高点636をかわして北尾根に乗る。750付近で尾根の上に乗る。
やがて斜度が緩むと頂上が近そうだ(6)。その先に木の生えていない丸い頂上が見えてくる(7)。
頂上は、一等三角点に相応しい360度遮るもののない大パノラマが広がっていた。石狩川流域の広大な平野、増毛山系、樺戸連山、夕張山系、表大雪〜十勝連峰、道北の山々・・・見渡す限りのみごとな眺めを独り占めの感動に酔う。夏に強烈なネマガリダケの笹藪を漕いで、沖里河山からの縦走路から登頂したが、そのときは藪中の頂上だったこともあり、このような展望は印象がなかった。シールを剥がすためにスキーを脱いだら、腿までの深さだった。