オタモイ山(272.3m) 〜写万部山((498.8m) <スキーでの循環縦走>  
<オタモイ山から反時計回り> 単独 山スキー    18,2,28
06,5,16の写万部山
 14,2,18のオタモイ山
4年越しのスキーでの循環縦走が叶い、冬の写万部山にも登ることができた

登下山
地 点
 8:10
 9:10
 9:40
11:05
11:35
11:45
12:05
12:35
スタート
オタモイ山
329ポコ
写万部山
下山開始
冬尾根へ
写万部山登山口
ゴール
[4:25]
所要時間

 
 
 長万部町の国道37号の直線道路から眺めると、左手に端整な山頂部をもたげる写万部山(498.8m)で、その南端の丘のような山がオタモイ山(272.3m)である。この2山は尾根で繋がっている(1)
 写万部山は登山道があり、夏には何度も登っているが、オタモイ山は登山道はないので、4年前にスキーで登っただけである。そのときに、次の機会は、まだ冬に登っていない写万部山とセットで循環縦走をしてみたいと思っていた。
 スキーで登るには、オタモイ山と写万部山の間の尾根はアップダウンがあり、緩やかなので、反時計回りをした方が有利と考えていた。

 千歳の道の駅を5時に出て、長万部まで来たら、天気も良く、両山が見えていたので、決行することにした。写万部山登山口への道とオタモイ山へ取り付く道の間に深いオタモイ川が流れていて、渡渉が難しい。そこで、「幌内原野縦貫線」のわずか50mしか離れていない両方の道への入口付近に車を停める場所を探していた。そこへ除雪車がやって来たので、聞いてみたら、すぐそばの農家の裏の除雪してある所へ停めたらいいと言ってくれた。


 オタモイ山と写万部山の山頂部を眺めながら準備をする。8:10スタート(2)。高速道路の下を潜り、すぐ先でオタモイ山の南西尾根に取り付いた(3)


 人工林の中はササが起きているので、避けるようにして登って行く(4)。9:10、ちょうど1時間で、山頂標識の設置されたオタモイ山に到着。北側に目指す写万部山が見える(5)
 頂上付近に数日前のものと思われるトレースが残っていた。


 オタモイ山から右奥の329ポコを目指す(6)。途中でそちらへ向かう林道に合流したら、古いスノーシューのトレースがあった(7)


  9:50、329ポコに到着。静狩市街地と礼文華海岸を眺める(8)329ポコから写万部山までの尾根は黒松内町と長万部町の境界線である。方向を西へ変えて進む。
 方向を変えて進んで行くと、送電線の下を潜る。右手には幌内山地が見える(9)。
  

なぜか長万部側は若いダケカンバ林が続き、黒松内側は人工林とその先も自然林だった(10)思うに、長万部町は森林を伐採してしまったのであろう。そのあとにダケカンバが生えて来た?
森林限界を抜けて、写万部山の東隣のピークを目指して進む。 正面は雪庇が発達しているので、少し右側から巻いて登った(11)



 頂上直下に全層雪崩の割れ目を抱く写万部山への最後の登りの尾根を眺める(12)。頂上直下から雪崩の亀裂を眺め、頂上へは急なので右から巻くようにして登った(13)


11:05、2時間55分で、頂上標識も天側点も雪の中に埋もれてしまっている写万部山に到着。後ろは幌内山地(14)。南側にはこれから下る尾根と、静内原野と噴火湾が広がる(15)


 頂上直下は雪庇の割れ目があちこちに走っている(16)。登山道のある尾根は急で、雪庇も出ているので、ターンを楽しめる感じではない。林の傍を横滑りで下って行く(17)
 夏道のある南尾根は、雪庇が出ていて、急なのでとても下りることはできない。  


  1本西側の尾根が「冬尾根」と呼ばれている尾根で、重い雪だが快適なターンを楽しむことができた(18,19)その下の林の中の下りは、雪が重くなっていて思うようにターンができない。ただ安全に下るだけ。
   
  

 夏道の尾根との間に深い沢があるので、そのまま下って、直接下の車道へ出るつもりだった。 しかし、沢が浅くなった所を越えたら、林道へぶつかり、そこには古いトレースがあった。それを辿って東へ進んだら夏道に合流した(20)。 12:10、頂上から30分で写万部山登山口に到着(21)


 緩やかな牧場の除雪されていない管理道路を下る。緩いなりに下りで、スキーが滑るので助かる(22) 高速道路の上を渡る橋の手前が除雪終点だった。写万部山だけなら、ここまで車で入ることはできる。 12:35、頂上から1時間弱で、幌内原野縦貫線へ出てゴール(22)
 トータルで、4時間25分の4年間温めてきた念願の循環縦走が叶った。長万部温泉ホテルの温泉で疲れを癒して帰路に就いた。


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