笠ヶ岳(2897m)(百名山) <岐阜県> 08,8,7〜8 |
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抜戸岩手前から見上げる笠ヶ岳頂上 |
頂上にて〜2日間ご一緒した川崎市在住のHaさんと共に |
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・満天の星空のまま快晴の朝を迎える。5日間張りっぱなしだったテントをたたみ、笠ヶ岳へ向かう。深い谷を挟んで、左手に槍ヶ岳と穂高連峰を眺めながらの快適な歩き。食糧もほとんどないので、リュックの重さも大して気にならない。 ・双六小屋経由で弓折岳分岐までは、初日と同じ道を戻る。双六沼から抜戸岳の右奧に笠ヶ岳の頂上が見える。越えなければならない抜戸岳は大きく存在感のあるいい山だ。弓折岳分岐の先からペースが同じようなマラソンをやられる川崎市の40歳のHaさんというテント装備の男性とずっと一緒に歩き、テントも隣に張る。バイクツーリングで来ては北海道の山も何度も登られているという誰とでも直ぐ友達になれる楽しい男性だ。 ・三俣山荘テン場から7時間20分で笠ヶ岳山荘下のテン場到着。テントから顔を出すと目の前に槍と穂高連峰ほかの大展望が広がる快適なテン場だ。テントを張り終えてから二人で頂上へ。夕食は、笠ヶ岳山荘で摂る(2000円)。三俣山荘でも2回摂ったが、ご飯もみそ汁もお替わり自由なので腹一杯食べられる。自分で背負ってきた食糧でとなると、そうはいかない。どこの山小屋でも摂れるとは限らないが、今回はその分食糧を減らすことができて、荷物が軽かった。 |
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双六沼から望む越えなければならない抜戸山の稜線 とその右奧に見える笠ヶ岳 |
抜戸岳の頂上を見上げる |
笠ヶ岳山荘の夕食〜夕食のみ2000円。ご飯とみそ汁はお替わり自由 |
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・寝袋に入ったまま、テントの入り口を開けて、ご来光ショーを鑑賞する。槍ヶ岳の小槍の左側から昇る朝日を拝み、いよいよ6泊7日となった山中生活からの下山の準備。車をデポしてある新穂高温泉まで5時間の予定なので、のんびりと夜露で濡れたフライシートが乾くのを待ってテントを解体し、7:00に出発。 ・初めは、昨日から同行している川崎市のHaさんと一緒だったが、笠新道途中の杓子平から東京のテント泊の女性が、さらに後半から山梨県の小屋泊まりの女性が加わり、いろいろ楽しいお喋りをしながら下る。おかげで、長く急なことで有名な笠新道の辛さを感じないで済んだ。それにしても、みんな健脚だ。 ・ほぼ予定より少し早目の11:40に登山口に到着。みんなと別れて、新穂高温泉で1週間分の汚れを落としてさっぱりする。その後、100km以上走って、明日の予定の薬師岳登山口の折立へ向かう。 |
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赤く染まる空と槍ヶ岳〜穂高連峰のシルエット |
小槍の横から顔を出すご来光 |
朝日に染まるマイテントと笠ヶ岳頂上 |
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朝靄の向こうに焼岳〜乗鞍岳〜御嶽山 |
笠新道への下り口から笠ヶ岳をバックに |
笠新道の斜面にひと株だけ咲いていたササユリ (読者から教えていただきました。ヒメサユリとそっくり・・・) |