8:15 自宅発
9:45 絵紙林道除雪終点
(2.3km地点)
登山 | 地 点 | 下山 |
9:55
10:25
11:10
11:40
11:55 |
除雪終点
・286地点
スキーデポ
596ピーク
頂 上 |
13:00
12:45
12:25
12:15
12:05 |
[2:00] | 所要時間 | [0:55] |
13:30 ホテル恵風(入浴)
16:00 帰宅
|
恵山や海向山の山頂から北側を眺めると、三角形の端正な頂上が非常に目立つ山で、「あの山は何という山ですか?」と聞かれることが多い山だ(1)(椴法華漁港上から撮影)。
地図上では単なる丸山だが、通称は古部丸山。この山は、北海道の三角点の選点第1号(M29.7.4)の歴史的由緒ある山である。もちろん一等三角点で点名は「古部岳」。ちなみに、北海道の三角点の歴史は明治29年7月が最初で、古部岳、千軒岳、八幡岳の選点日はそれぞれ、M29.7.4、M29.7.18、M29.7.23で、いずれも館潔彦氏によるものだった。
頂上までの登山道はないが、林道が頂上直下の北側を通過しているので、夏は30分ほどの藪漕ぎで登頂できる。
これまでにそのコースからと
古部漁港に注ぐ相泊川を遡って2回登頂している。今回は、以前から漠然と考えていた冬季登頂へのトライだった
函館の東部海岸の方は少しは天気が良いだろうと、ダメもとで古部丸山へ向かった。国道278号線から予定通り絵紙林道へ入った
(入口はGPSトラック参照)。幸い、最終人家のある少し上の国道から2.3km地点まで除雪されていたので、覚悟していた林道歩きが1時間ほど省かれた。林道はスノーモービルの古いトレースがあり、ツボ足でも歩けそうな感じだが、スキーを履き、かんじき持参で出発。
除雪終点から先に続く絵紙林道は、大きく曲がって戻って来る形なので、別の林道との合流する地点を狙って杉林の中を抜けてショートカットした。
その林道分岐に標識があった。古部岳方面と示された上へ続く絵紙林道へと進む(2)。
気持ちよいほど整然と並んだトドマツ林が目に付く(3)。やがて、目の前に、越えなければならない596ピークが見えてくる。頂上は左奥にあるようで見えない(4)。
30分ほどで、4本の沢が合流する標高点286地点へ到着。そこの橋は落ちていたが、最初に来たときには、川の中を車で通過した覚えがある。幸い、右側の落ちた橋の残骸の上に雪が積もっていたので、その上を通過(5)。。
この先の林道は、右へ進み、何度も大きくジグを切って、東尾根のコルへと続いている。それを辿るのはかなり遠回りになるので、そこで林道を離れて、林道が再び合流する東尾根のコルをまっすぐ目指した。
幸い、その方向に広い作業道跡が続いているので、それを辿ることにした(6)。
やがて、作業道跡も消えたので、源頭部を巻くように林の中の斜面を登り、東尾根のc450付近のコルへ出た。そのすぐ右に林道が続いている。
あとは596ピークを越える東尾根を辿るだけである。その先は非常に急な上に狭くなるので、スキーでの上り下りは効率が悪い。c480付近でスキーからかんじきに履き替えた(7)。
その先のc500〜c550の間が、今回のルートでもっとも急できつかった。
その東尾根は、明らかに一定の幅で伐採された感じの境界線か作業道のような状況で続いている。函館市に合併する前は南茅部町と椴法華村の境界となっていた尾根でもある。それは、ずっと596ピークまで続いていた(8)。
立木にも標識らしいものは目に付かなかったが、スキーをデポしたそばには、立木に古いワイヤーが掛けられていて幹に食い込んでいた。何に使ったものであろうか?
林道を2.3kmほども入れたこともあり、思っていたよりお手頃モードの楽勝登山だった。また、何の情報もなく、自分で地形と地図を読みながらのルート設定だったこともあり、満足感も大きかった。帰りにホテル恵風の温泉で疲れを癒して帰路に就いた。