7日目 2004、10,11  お寺なし、移動のみ  (晴れ)  <24.6km>  トータル <197.3km>

<民宿杉本>7:00→(24.6km)→14:00<ペンション サウス・ショア>

○青い海に癒されながらののんびりモードの海の道
 当初の予定では、一気に44km先の民宿までと思っていたが、この旅始まって以来の爽やかな天気と青い海が美しい海沿いの道に、すっかり歩き旅の雰囲気を楽しみたくなり、その20kmほど手前(それ以降は集落も宿も自動販売機もなしとのこと)の4軒ある宿にしようと決めて、約25kmののんびり歩きを楽しむ。

 宿を出て、トンネルを潜ったら、左手に青い海が広がる。この辺りは室戸阿南海岸国定公園でリアス式海岸が続く風光明媚なところらしい。これまで、ずっと山里の道だったが、爽やかな風が心地よい海の道である。海の色が本当にきれいである(1〜4)。

 時間的余裕もあるので、釣りをいていた若い男女のそばへ寄ってお喋りを楽しむ。彼等の言うことには「南へ行けばもっときれいになりますよ!」のことである。

 これまでは、3日目以降は、雨の日も多く途中の楽しみもなく、早く宿に着きたい一心で、平地は休憩も入れておよそ1時間5kmペースで歩いてきた。
 
 今日は、時間的余裕もあるので、1時間4kmペースに落としてのんびりと歩いたら、休憩ものんびりできるし、30℃近くあるのだが、それほど汗も掻かず、非常に楽で、足へのダメージも少ない。これからはこのペースでのんびり行こうと思う。

○うれしい初接待
 2時間ほど歩いた頃であろうか、こじんまりとした新しいログハウス風の喫茶店の前を通り掛けてたら(5)、中からそこのオーナーの女性がわざわざ出てきて「休んでいきませんか?お接待をさせていただきます。どうぞ!」とのこと。2日目に車の女性から乗車の接待の申し出を受けたが、それは断ったので、今回は初接待である。うれしかったのと断るものでないとのことなので中に入れていただく。
 

 洒落たグラスに氷とミントの葉を浮かべた水とチョコレート2個が出される。北海道から来たというと、いろいろ北海道のことを聞いてくれる。言葉が京都のような柔らかい言葉である。この辺りは確かにこれまで泊まった宿の人たちもそうであった。帰りがけにHPへアップすると言うことを話して写真を撮らせていただいた(6)。ところが、うっかり店の名前を見るのを忘れ、写真に写っているかと思ったがそれもなかった。大変申し訳ないことをした。(^^;)

○いよいよ土佐路へ
 お昼は徳島県最南の道の駅宍喰温泉のレストランへ入る。これまでは3食和食だったので、メニュー見たらやたらとカレーが食べたくなり、海鮮カレーを注文する。食後のコーヒーなどのんびりと楽しんでゆっくり休憩する。これまでになかったことである。

 12:55,水床トンネルを抜けると、いよいよ高知県である(7)。すなわち、「修行の道場」の土佐路である。1日歩いてもお寺のないところが数カ所あることがその謂われだとか?

 高地県へ入って4.3kmの生見海岸が今日の宿泊地である。海を見ると、サーファーでごった返していて、付近の駐車場も満杯である。そこには、民宿3軒とペンション1軒があるが、これまでと雰囲気を変えたいのでペンション・サウスショア(8)を選ぶ。

 まだ14:00であるが、そのペンションへ入ると、オーナーもサーファーらしい雰囲気の若い男性で、「今日サーフィンの大会があって、昨夜からの対応で疲れているので、夕食なしでいいですか?」とのことである。どうも泊まりは私だけのようである。朝食は8時からだというので、どうせ早朝に出ようと思っていたので、向かいのコンビニで間に合うし、夕食は隣の民宿を兼ねたみちしおというレストランで摂ることにする。

  のんびりとHPの更新作業をして、入浴後、隣のレストランで、昼に続いて洋食にしようとハンバーグ定食と生ビールの大を摂る(9)。隣の席の男性は、その民宿に泊まっている、やはり今日から回り始めた遍路さんで話が弾む。HPの名刺を渡して別れる。ついでに、そのお店のオーナーの方にも差し上げて来た。

○道端の南国の花に癒されて
 今日だけではないが、北海道の今の時期にはもう花など咲いていないが、道端に北海道では馴染みのないいろいろな花が咲いているのがうれしい(10〜15)。


























○支出
スポドリ150円、昼食(海鮮カレー&コーヒー)1,020円、缶ビール208円、夕食(ハンバ−グ定食&生ビール)1,835円、宿代3,500円 <合計6,713円>


6日目へ戻る  8日目へ進む

「一人歩きの四国遍路旅日記」トップへ       HOMEへ

inserted by FC2 system