荒川岳(悪沢岳・東岳)(3141m)(日本百名山) <静岡県> 09,8,8 |
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中岳頂上から眺める悪沢岳〜手前は中岳避難小屋 |
荒川東岳(悪沢岳)山頂〜バックは赤石岳 |
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・2日目は、荒川三山最高峰の悪沢岳(東岳)を越えて、千枚小屋を経由してさわら島までの下山予定。真夜中には、星空が広がり、月明かりに山の稜線もくっきりと見えていた。4:30といううれしい朝食を摂り、朝焼けに輝く富士山に見送られて、5:00には張り切って出発。 ・荒川三山の前岳と中岳とのコルを目指して、標高を上げて行くと、昨日は雨とガスで姿の見えなかった赤石岳や悪沢岳も見えてくる。稜線へ上がると、北は甲斐駒ヶ岳を初めとする南ア北部の山々、その東側には奥秩父、さらに東側には4日前に逆にこちらを眺めた笊ヶ岳の奥に富士山と天城山まで。南奥には大無間、その手前にはこの後の予定の光〜茶臼〜上河内〜聖など、西側には中央アルプス・・・昨日の嵐が嘘のよう。会う人すべてが、昨日の雨にやられただけに「晴れて良かったですねぇ〜」と挨拶する。 ・これらの大展望と足元に咲く多くの花々を楽しみながらのんびり歩く。昨日は嵐の中を早く荒川小屋に辿り着きたい一念で急いだのとは反対で下山するの惜しい感じ。それでも、2時間強で悪沢岳頂上着。30分休んで、あとは下るのみの歩を進める。千枚岳西斜面には、他の多くの花々に混じって赤花と白花のタカネビランジがたくさん咲いていた。 ・千枚岳から下るころになると、先ほどまで見えていた山々に雲が懸かり始める。下山したころには、その雲が低く、黒くなる。休日なので、次々登って来る人たちが可哀想。千枚岳からの下りは嫌になるほどダラダラと長い・・・と思ったら、ゴール目前に予期せぬ強烈な登り返しと岩場が待っていた。 ・さわら島着は12:45で13:00のバスに乗ることができた。荒川小屋から7時間45分、昨日は6時間25分と、余裕のある一泊二日の循環縦走だった。さわら島に着いたら、後ろから「この時間に荒川小屋から下りてくるなんて、やっぱり速いんですね。」と言う声がする。振り向いたら、昨日の畑薙第一ダムのバス乗場で乗車と宿泊小屋の受付をしていた係員だった。こちらもうれしかったが、なぜか向こうもうれしかったらしい。バスに乗ってもずっと手を振ってくれていた。 ・下山後、まずは赤石温泉白樺荘へ。入浴後カツ丼を食べて満足。翌日は、長野県側の易老登山口を起点とした循環縦走に備えた長距離移動の予定なので、3日前と同じ川根本町の道の「奧大井音戯の郷」に泊まった。 |
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荒川小屋の前に展開する朝焼けと富士山 |
朝日に輝く赤石岳〜前岳への登りから |
悪沢岳頂上への最後の登り |
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越えてきた中岳と前岳(奧ピーク)を振り返る |
悪沢岳山頂から塩見岳や間ノ岳などの北部の山々 |
西側には中央アルプスの山並み |
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非常に多く目に付いたシコタンソウ |
ちょっと異質な感じのおだやかな稜線の丸山 |
タカネコウリンカ |
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千枚岳西斜面に多く咲いていた白花タカネビランジ |
千枚岳山頂 |
満杯の畑薙第一ダムの駐車場 |