4日目(7/4) グリンデルワルド〜フィルス〜山上湖バッハアルプゼー経由ファウルホルンハイキング〜フィルス〜グリンデルワルド
                                                              <ホテル・ダービー泊>
  
登山 地 点
下山
8:30
9:00
9:30
(1:10)
10:40
(1:40)
12:20
ホテル(徒歩)
ゴンドラ駅
フィルス (2168m)
(ハイキング)
バッハアルプゼー湖(2265m)
(ハイキング)
ファウルホルン(2681m)
16:30
16:00
15:00
(1:00)
14:00
(0:50)
13:10
 実質的なハイキング2日目は、グリンデルワルドからゴンドラでフィルスまで登り、谷を挟んで昨日歩いたオーバーベルナー三山を展望しながらの山上湖バッハアルプゼー往復の予定であった。しかし、全員その先のファウルホルン(2681m)のピークまで足を延ばすことにする。このゴンドラは途中2箇所でカーブして、そこに駅があるが、乗り換えなしで終着駅まで登っていくのにはビックリした。

 道の両側は一帯は放牧地で、昨日同様、一面の花畑である。目指す先の左側にロートホルン(2757m)が、その奧に目指すファウルホルン(2681m)が見えている。道端の花を楽しみながらしばらく進むと、左手にグリンデルワルドの谷を挟んでシュレックホルン(4078m)、アイガー、ユングフラウがはっきりと見えるようになる。小川の縁には湿地性の高山植物も多い。今日のハイキングルートは観光客もいなくて、我々以外のほとんどは外国人のハイカーである。

 1時間少々で下りとなり、ロートホルンの裾に山上湖バッハアルプゼーが見えるようになる。下に小さな湖があるはずなのだが、堰堤の工事中で干上がっていた。湖の反対側に回ると、湖面越しにベッターホルン(3701m)、シュレックホルン(4078m)、フィンスターホルン(4274m)が見える。湖畔で小休止をして、そこから標高差400m強の登山モードになる。昨日目にしなかった花を見つけてはカメラに収めながらそれぞれのペースでのんびり登る。

 ブスアルプへの分岐を過ぎると、目指す頂上が見えてくる。頂上に建つホテルはヨーロッパ最古と言われる山岳ホテルで、昔メンデルスゾーンも滞在したことでも有名だそうである。反対側を望むと、ベルナー・オーバー三山が見えてくる。ジグを切る急な登りを詰めると頂上へ到着である。反対側の眼下には一昨日寄ったインターラーケンの両側のトゥーン湖とブリエンツ湖が見える。360度の展望を堪能しながら、展望台で各自持参した昼食を摂る。

 休んでいる内に西側からどんどん黒い雲が押し寄せてくる。50分ほど休んで下山を開始する。頂上の直ぐ東側に褶曲地層がはっきりと認められる崖があり、カメラに収める。下山開始後まもなく雨がぱらついてくるので、雨具を身につける。遠くで雷鳴も聞こえるようになる。午前中の天候からは予想もできない急変である。しかし、風もなく、雨足も弱いので心配はない。バッハアルプゼーを越えるころには雨も上がる。当初は湖から谷間のハイキングロードを下のロープウエイ駅まで歩くつもりであったが、雨のために諦めて、来た道を戻ることにする。

 帰りのゴンドラがちょうど我々の乗った3機が下の駅舎を通過中、突然止まる。どうやら落雷のために停電したらしく、20分ほどで動き出し、ホッとする。昼食タイムも入れて5時間半ほどの快適なハイキングを終えて、ホテルに到着する。

最奥に見えるファウルホルンを目指して

グリンデワルドの谷を挟んで、左からシュレックホルン、アイガー、ユングフラウ

山上の湖バッハアルプゼーからファウルホルンを望む

バッハアルプゼーから望む
ベッターホルン、シュレックホルン、フェンスターホルン

ファウルホルンの頂上と
ヨーロッパ最古の山上ホテルをバックに

ベルナー・オーバーランド三山をバックに
左から、アイガー、メンヒ、ユングフラウ

ファウルホルンの頂上から
反対側のトゥーン湖を見下ろす

トゥーン湖の右隣のブリエンツ湖

ベルナー・オーバーランド三山をバックに昼食タイム

はっきり確認できる褶曲地層

雨上がりの花畑の中の帰路


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