三嶺(みうね)(1893m) <徳島県/高知県> (日本二百名山)  09,5,29  
●平尾谷コース
 <単独>
登山
地点
下山
5:00
5:20
5:35
6:30
平尾谷登山口
水場休憩所
ダケモミの丘
頂 上
7:35
7:15
7:05
6:35
[1:30]
所要時間
[1:00]
剣山見ノ越登山口へ

前々日に名頃から眺めた頂上?

ガス中の頂上の様子

・昨日の昼前から降り続いた雨も風も夜半には止む。予報では雨は降らないらしい。しかし、山は完全なガス。雨も降らないのに2日連続の停滞は悔しいし退屈だ。展望は諦めて三嶺と剣山へ。これらは、二百名山と百名山なので、できれば晴れたときに登りたかったが、お天道様次第なので仕方がない。三嶺は2日前に名頃から頂上を眺めているのでまだいいが、剣山は山の形すら見ないままだった。

・この三嶺は、俗化が進む名峰のなかで、依然高貴な佇まいを残している四国が誇る名峰とのこと。そんなことで楽しみにしていた山であったが、最初から最後までガス中登山に終わってしまった。

・名頃登山口駐車場から三嶺林道を少し入った平尾谷登山口を5:00にスタートして、ピストンした。ガス中で登山道しか印象がないが、ダケモミの丘までと頂上への登りが急登であった。ダケモミと頂上付近のコメツヅジと途中のコウモリミミナグサの群生が印象的だった。頂上手前には随所に展望台のようなところがあったが、無用の長物だった。池も微かにしか見えなかった。

・登山口の手前まで下りて来たら、昨日、温泉で一緒だった新潟県長岡市のご夫婦に出会った。下山後、まっすぐ剣山の見の越登山口へ移動

ダケモミの林

コウモリミミナグサの大群落

頂上手前に建つ避難小屋

頂上手前を覆うコメツツジ

避難小屋前から沼と頂上(奧)を望む(隊長Oさん提供)

頂上から天狗塚方面を望む(隊長Oさん提供)


剣山(つるぎさん)(1955m) <徳島県> (日本百名山)  09,5,28  
●見ノ越コース
 (登り)大劔道〜(下り)行者コース
 <単独>
登山
地点
下山
8:30
9:05
9:30
9:55
見ノ越登山口
リフト西島駅
11:35
11:05
10:40
10:00
大剣神社古剣神社
頂 上
[1:25]
所要時間
[1:35]
神山温泉(入浴)
鳴門IC手前のトラックステーション(泊)

三嶺山頂から望む剣山(左)と次郎笈(隊長Oさん提供)

一等三角点がしめ縄で囲まれている山頂

・西日本では石鎚山に次ぐ第2峰である。その名から連想されるような山ではなく、頂上は真っ平な感じである。もともと石立山と呼ばれていたが、安徳帝が源氏滅亡を祈願して宝剣を奉納してから剣山と呼ばれるようになったとか。

・剣神社の鳥居を潜って石段を登り、剣神社の横から登山道へ。西島リフト駅からは、大剱道を登り、面白そうな行者道を下って周回した。信仰の山らしく、自然林の中の巨木が目についた。頂上一帯はミヤコザサで覆われた平家の馬場と呼ばれる平なところに設置された木道辿り、登頂感のない頂上へ。もちろん展望はなし。この山ではコメツヅジを目にすることはなかった。

・下りの行者コースは変化に富み、古剱神社を初めとする行者の修験の場がいくつもあって面白かったが、西島リフト駅までの急な登り返しがきつかった。展望には恵まれなかったが、信仰の山らしい歴史を感じる印象的な山であった。

・途中の神山温泉に入り、鳴門市を目指す。これで四国の山も終わりだが、途中自分も5年前に歩いた遍路道になっている道路も何度か通り、多くのお遍路さんを目にした。また、参拝した霊場の近くや泊まった民宿の前を通ったりしてとても懐かしかった。5年前のお遍路を終えた時点では、5年後に逆さ打ちをしようと考えていたが、まさか、山岳巡礼で再訪するくとは思いもしなかった。

登山口は剣神社への石段から

剣神社

ネコノメソウ

ルイヨウボタン(北海道にもあるらしい)

大劔神社と石灰岩の御塔石

頂上手前の剣山本宮

平家の馬場と呼ばれる頂上一帯とガスに煙る頂上

行者コースに建つ古剣神社

名所・刀掛けの松

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