[23]徳舜瞥山(1309m)[24]ホロホロ山 (1322m) [日鉄鉱山跡コース]
93,9,11天候 晴れ時々曇り
紅葉の始まった高度感のある二つの峰を往復する。

5:00 自宅゙発(八雲)
登山  地点下山
7:10
7:40
8:20
8:30
8:50
日鉄鉱山跡登山口
旧道分岐 7合目
徳舜瞥山頂上
   〃    発
ホロホロ山頂上
10:25
10:05
9:40

9:20
[1:40]所要時間[1:05]

11:00 蟠渓ふれあいセンタ− (温泉入浴)
14:15 帰宅

 登山口までの道が物凄い。河原の跡か玉石敷きという感じ。とにかく強引に車を進める。帰りに見たら、かなり下の方に止めてある車がたくさんあった。
ホロホロ山から徳舜瞥岳を望む
 登山口から、徳舜の頂上がガスに見え隠れしな がらも誘ってくれる。 登山道も凄い。夜露か雨かわからないが泥んこ状態で石、木の根などの連続。それでも途中の水場は整備されて、飲みやすく、ベンチまで設置さ れている。 トドマツ、白樺、ナナカマド、チシマザサの静 寂の中を黙々と登る。夜露か雨が厳しかったようで鳥の声もなし。ズボンは徐々に濡れてくる。カ ッパと思ったがすでに遅し。秋は登り始めから下 はカッパの必要を再確認。上空はガスがかかったり晴れたりの状態。ダケカンバの尾根に出ると、太陽が顔を出し、尖った頂上が迎えてくれる。一番乗り。雲海がかついだ御神輿(浅地氏画)

 徳舜瞥山頂は南側が落差の大きい切り立った崖で露出した岩肌も高山らしい雰囲気を感じさせてくれる。その上、展望がこれまた素晴らしい。太平洋、洞爺湖近辺、羊蹄、ニセコ、札幌近郊の山々、恵庭岳。支笏湖からオロフレの南側の方は濃いガスで見えず。ただ、頂上の標識が丸太棒一本だけというのは、途中標識がしっかりしていただけに意外な感じがする。
徳舜瞥とのコルからホロホロを見上げる
 10分程休み、まだ太陽の恵みを受けていないホロホロ山(徳心別山の標識もあり)を目指して出発(2)。紫鮮やかなエゾノオヤマリンドウが道端で迎えてくれる。この時期はもう花が少なくなるだけにうれしい。途中の鞍部から見上げる徳舜の姿が美しい。岩に張り付く植生の紅葉の気配が余計その眺めを増長してくれる。道もハイマツ、ダケカンバ、ナナカマドと大きな白っぽい露岩が自然庭園の様を呈してくれるが、道におい被さった草の夜露でズボンはぐしょぐしょ。山頂下辺りはちょっとした岩登りの感を楽しませてくれる。

 ずいぶん遠く感じた道も20分程でホロホロ山頂上へ到着。いつの間にか太陽が顔を出し暖かい。さっそく水の滴るズボンを脱ぎ、カッパの下を履く。紅葉の始まった尾根伝いや遠くの展望を楽しみながら朝食。ここから眺める徳舜瞥岳の姿はくっきりとその鋭鋒を突き上げる高度感のあるいい形である(1)。とうとう樽前と不風死と支笏湖と恵庭岳(絵)はガスの中。

  30分程休み下山開始。徳舜の頂上で、登山口で合った人に出会う。ホロホロへの道を躊躇していたが、勧めて別れる。以下、登山口まで50人程の人とすれちがう。登山口が高いところにあって楽な割に高度感が味わえるのが魅力らしいが道は険しい。家族連れや普通の運動靴の人もかなりいるが、今日の泥んこ道は無理だろうなと思いながらも、「頑張ってね。」と声を掛ける。

 恵庭岳に続いて二度目の蟠渓ふれあいセンターに寄り、きれいな温泉につかって汗を流し、帰路につく。


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