佐幌岳(1059.5m) 
 狩勝峠コース  単独  13,7,22
@03,7,19の同じコース
同じ狩勝峠からの長大な稜線歩きだったが、10年前のガス中登山のリベンジ叶う

日高道の駅発
登山地点下山
 7:50
 9:10
10:05
登山口
桜山(950.5m)
頂 上
12:45
11:50
11:15
[2:15]所要時間[1:30]
15:00 道の駅しほろ温泉(入浴・泊)

 この佐幌岳は日高山脈の北端に位置し、東斜面はサホロスキー場を初めその山麓一帯はサホロリゾートとして開発されている山である。登山道はスキー場の中を辿るコースと、国道38号線の狩勝峠(昔の石狩国と十勝国を分ける峠)からひたすら国境稜線上を辿るコース(1)の2本がある。

 山名は佐幌川の源流部に位置することに因るが、サホロの意味は良く分かっていないらしい。

 10年前にも同じ狩勝峠から登ったが、そのときはガス中で展望がなかった。機会があったらリベンジしようと思っていた。峠へ着いたときには周りはガスだったが、晴れそうなので1時間ほど待った。晴れたので準備をしていると、2名の山ガールが先にスタートしていった。
 
 
 登山口は峠のいろいろな施設の国道側の裏側にある(2)笹刈りもされていて、快適な登山道だ。 登っていくと、左手に夕張岳と芦別岳が見えてくる(3)これで、6日連続の山となり、ちょっとの登りでも足に疲れを感じる。登山口は668mだが、途中二つのピークを越えていくアップダウンのあるロングコースだ。のんびり行くしかない。


 振り返ると、峠の西側に4年前の5月上旬にスキーで登った端正な狩勝岳が見える。その左に尖って見えるのは狩振山か?であれば、左はオダッシュ山?(4)。そうこうしているうちに先行していた山ガール2名に追い付く(5)


 桜山に近づいてくると、十勝側から登ってくるガスにスッポリと包まれてしまった。展望のない中、若いダケカンバの白い幹と緑の葉のコントラストが美しい(6)950mの桜山に到着。周りに実をつけたミネザクラがたくさん見られた。せっかく登ったのに、870mのコルまで下ってから頂上を目指す。この辺りから再びガスが晴れてきて、目指す頂上が見えるようになる(7)


 頂上手前には、佐幌山荘が建つ(8)。その前を抜けると大きな岩を配し、一等三角点(点名はなぜか佐織岳)が設置されている頂上へ到着(9)
  

 頂上からは低い雲を絡んだ十勝連峰〜トムラウシ山(10)、その右には尖ったニペソツ山など東大雪の山々が見えた(11)

 ずっとガスで覆われていた東側のガスが取れるとスキー場のリフトが見えた(12)。スキー場の方へ下る登山道を下ってみたが、ゲレンデはよく見えなかった。

 15分遅れで、追い抜いた山ガール2名が到着(13)気持ちの良い青空の下で、帯広から来たという彼女らといろいろおしゃべりをして、珍しく1時間以上もゆっくり過ごした。昨年から山を始めて、今日で6山目という初々しさが可愛かった。

 先に失礼して、下山開始。2つのピークの登り返しが辛かった。明日は、天候に関係なく休養日にすることに決めて下山を続ける。




 登りでは、ガスで覆われて見えなかった十勝平野方面の展望が少し広がった(14)。下山後、観光客に混じって、峠展望台へ登ってみた。頂上が登山口の右奥に見えた。しかし、十勝平野の展望はガスですっきりと見えなかった(15)

 それにしても、途中のダニが凄かった。チェックするたびに常に数匹。車に乗ってもどこからか湧き出てくる感じだった。一昨日の夕張岳でも足と首に喰いつかれて、腫れて痒いままだ。今年は異常にダニが多い感じだ。

 明日の休養日を過ごす場所を、士幌町の道の駅しほろ温泉に決めて、そちらへ向かう。新得のそばの館で昼食を摂る。新得郊外から、登山口の狩勝峠から佐幌岳までの歩いた国境稜線がきれいに見えるところがあった。それにしても長い稜線だった(16)

 しほろ温泉は、65歳以上350円がうれしい。休憩所で2日連続のんびりと過ごした。メールで送った道新の連載記事の校正原稿をホテル宛にFAXで送ってもらって対応した。



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