8日目 12/13、 バスでザザンアルプスの中心地マウントクック村へ |
クイーンズタウン8:05〜9:00クロムウェル9:15〜10:40アマラマ11:10〜12:30マウントクック・ハーミティジホテル
周辺散策(13:30〜15:15)
○快適な2Fバスでマウントクック村まで
昨日の夕方は雨が上がっていたのに、今朝も4日連続の弱い雨。
ホテルまで迎えに着てくれた初めての2階建てバスに乗り込む(1)。ここから次の目的地サザンアルプスの中心地マウンとクック村まで、トイレ休憩を取りながら4時間半ほどのバス旅である。せっかくの展望バスなのに、遠望は期待できず。
クーンズタウンの街を抜けてバスは北上する。
山間部は極上のワインの産地で、道路の両側に丈の低い棚のブドウ畑が続く。端にバラが飢えられているが、これは虫をこのバラに引き寄せて、ブドウの方に寄せ付けないようにするためだとか(2)。
最初のトイレ休憩地は、クロムウエルとい果物の街のフルーツショップであった。試食をしたり、土産を買ったりしたが、ここにも日本人の若い女性が働いていた(3)。
やがて、車窓の右手にダンスタン湖が見えてくるが、その対岸に機会で平らに整地したような地形が続くが、これも氷河の働きでできた珍しい地形だとか(4)。
不動産業者がこの上に別荘地を作ろうとしたが、この自然景観を保つために、建物を建てるのを禁止したそうだ。
やがて、バスは次の休憩地オマラマへ到着。ニュージーランドでは、長距離バスの運転手のために30分の休憩が義務づけられているとのことで、土産物屋を兼ねているカフェで休憩。
ここには「世界で一番有名な羊」の写真が貼られていたが、この町で数年前に、6年も毛を刈られなかった羊が突然現れたとのことで大騒ぎになったとか・・・・。6年も毛を刈らないとこの様にモコモコになるらしい(5)。
さらに、飛行機からも見えたプカキ湖の西岸を走る。湖の色がエメラルドグリーンなのは、氷河から流れ出る泥が沈殿してこの色が出るのだそうだ。晴れていれば、もっときれいな色になるとのこと(6)。
○アオラキ・マウントクック国立公園の中心地
やがて、バスは広いU字谷へと入っていく。この正面には本来であれば、国内最高峰のマウントクックが見えるはずであるが、残念ながらその姿はない。
ここにはニュージーランド屈指の山岳国立公園サザンアルプスの中心地マウントクック村がある。村とは言っても、一般の住宅は建てられず、この公園の関係者だけが住むことができる村である。
この村の中心となるハーミティジホテルを初め、建物の色が自然の中にとけ込むようにとの配慮され、くすんだモスグリーンで統一されている(7)。
ホテルにチェックインして、夕食のバイキングに備えて軽めの昼食を摂る。レストランの窓からは谷間の向こうにマウントクックを初めとする2000m以上の山々がが見られるはずなのだが・・・(8)。
昼食後、雨も小降りになったので、ビジターセンターや裏山のネイチャーウォークに出掛ける。
ビジターセンターには、マウントクック国立公園の自然を中心とした展示等がされている。それらを楽しんだ後、
ホテルの裏山に1時間ほどで一周できる自然観察路があるので、そちらを辿る。ここもやはり雨の多い地域のようで、ミルフォードトラックと同じような原生林であった(9)。
その下には、氷河が運んできた堆積物で平らに埋まった広い谷地形が広がる。手前はフッカー氷河とミューラー氷河、奥の谷はタスマン氷河へと繋がる(10)。
天候が良くて、展望が良ければ、まだウロウロしたいところあったが、ホテルの部屋へ引き上げてのんびりと過ごす。
あとの楽しみは、夕食のバイキングだ。レストランの客の顔ぶれも日本人が多いが、ボーイやウェートレスの中にも日本人がたくさんいて、言葉には全く困らない。
非常に美味しい白ワインを注文し、いよいよ数十種ものメニューが揃ったバイキングへの挑戦である。昨夜も食べきれないほどの中華のコース料理だったのだが、全員次々といろいろな料理に競争でもしているように挑戦している。私も妻も5皿も平らげた。胃袋があと2つあったらもっと食べられたのに・・・・。しかし、外国人を見ていると、時間を掛けて、もっと多くの量を食べている。