6:50 自宅発
7:45 松倉大船林道
・寅沢林道分岐
登山 | 地 点 | 下山 |
8:05
8:15
10:05
11:50
13:00 |
寅沢分岐
林道分岐
林道ヘアピン地点
583ピーク
南尾根690m地点 |
15:55
15:45
14:15
13:40
13:15 |
[4:55] | 所要時間 | [2:40] |
16:30 花園温泉(入浴)
17:50 帰宅
|
函館市街地や湯ノ川から北東方向に見える端正な形の山が三森山である。もともとは頂上部の形から三盛山だったらしい。しかし、その手前の南面は険しい屏風のような岩崖を巡らした山でもある(1)(鱒川地区奥から撮影)。
夏道からは3度ほど登っているが、今回はSHOさんの誘いに乗り、Taoさんと3人で、雪山ならではのマイナールートからこの山を目指した。
除雪終点の松倉大船林道の寅沢林道分岐から(2↓)、松倉大船林道を少し進み、東側へ続く林道を一番奥まで詰め、手前の右側の岩崖を巡らす583ピークへの東尾根を登り、山頂部の右ピークを目指すルートである。
(GPSトラックログ参照)
ところが、林道もアルミかんじきが膝頭まで埋まるほどの深さで、最初からハードなアルバイトを強いられる。その後も悪戦苦闘が続き、これまでの山行では未経験?の時間切れでの途中撤退となった。
交代でラッセルしながら林道を進むと、正面に583ピーク南面の岩崖が迫ってくる。山肌全体が垂直状態剥き出しの崖で、どこからも取り付くことは不可能である。それを見ながら右から巻くように続く林道をさらに奥へと進む(3)。
約4kmの林道を予想以上の2時間も要して、一番奥のヘアピンカーブ地点へ到着(4)。林道は、さらに右へ続いているが、地図上では矢別ダムの方へ抜けられるようだ。
取り付く予定の583ピークへの東尾根の末端はそこにあるのだが、あまりにも急で取り付くことができない。沢沿いに少し奥へ進み、沢型へと取り付く。
いずれは左側の尾根へ上がるつもりだったが、
そのまま急な沢型の中を四つんばい状態で登っていく(5)。やがて、雪の下で凍りついた小滝になっているところへぶつかる。両側の尾根へ逃げたくても、すべて崖がむき出しになっていて、そこを突破するしかないようだ。
幸い、SHOさんがピッケルと30mロープを持参してきていたので、空身で突破し、ビレーを取れる木の生えているところまで登って(6)、われわれ二人を引っ張りあげてくれた。ここを突破するだけでも30分以上は要した。
さらに沢の中を登っていき、右側の緩やかなになった尾根へと上がる(7)。
その先に続く尾根を登り切ったら、583ピークの北側へ出た。目の前に山頂手前の右ピークが望まれる(8)。しかし、そこですでに12:00前になっていて、登頂は難しげに思えた。
時間切れの13;00までが前進することにして、コルへ下る。コルで、地図にも表記されている林道へぶつかる。少しその林道を辿るが、そのまま進むと遠回りになるし、吹き溜まりになっていて膝頭より上まで埋まるので歩きづらい。
林道を外したら、今度はネマガリダケの海だった。まだ下が締まっていなくて、ズボズボ埋まり、足元も不安定で非常に歩きづらい。
ネマガリ帯を抜け、右ピークの見える南尾根まで上がって撤退することにして、その尾根を目指す。後ろに越えてきた583ピークが見える(9)。