金峰山<きんぷざん>(2599m)(日本百名山)
              〜国師ヶ岳(2592m)(日本三百名山) <山梨県/長野県> 09,7,26  
●大弛峠からピストン
 <単独>
金峰山
登山地点下山
4:30
5:25
6:10
大弛峠
朝日岳
頂 上
8:00
7:15
6:30
[1:40]
所要時間
[1:30]
国師ヶ岳
登山地点下山
8:15
---
8:55
大弛峠
北奧千丈岳
頂 上
9:45
9:10
9:05
[0:40]
所要時間
[0:45]
12:00 花かげの湯(入浴)
15:30 道の駅「みとみ」(泊)

大きな岩の積み重なった金峰山頂上

国師ヶ岳頂上〜バックはこの後寄った北奧千丈岳

・南アルプスの北部の山を終えて、直ぐにでも南部の山へ入りたかったが、ずっと長期予報がよくない。そこで、南アルプスを一時休止し、比較的予報の良い昨年12月の遠征時に早い雪で登り残した奥秩父の金峰山、国師ヶ岳、甲武信ヶ岳、和名倉山(白石山)への転進を決定。前日は休養・移動日とし、土砂降りの静岡市まで出て買い物をし、甲府盆地へ向かった。

・この日の甲府盆地は、晴れて今年最高の36℃まで上がったらしく、とても車中泊ができない。そこで、前夜のうちに、金峰山と国師ヶ岳の登山口となる2360mの大弛峠まで上がった。林道とはいえ、クリスタルラインと名付けられた3桁国道をはるかに凌ぐ快適な道。北海道最高峰の旭岳より高い峠だ。土曜日でもあり、すでに夜明かし組の車が10台以上も。

・天候は午前中の方がよさそうなので、大弛峠を起点に、4:30、まず金峰山を目指す。林の間からではあったがご来光も拝むことができた。左手に雲海の上の富士山を眺めながら途中の朝日岳を越えて樹林帯の稜線を進む。百名山の金峰山と三百名山の国師ヶ岳(こくしがだけ)、さらに奥秩父最高峰の北奥千丈岳(2610m)にも寄り、それぞれピストンした。奥秩父への転進がみごとに功を奏し、素晴らしい好天と展望に恵まれた。

・金峰山は、山頂に大きな岩が積み重なり、シンボルの五丈岩が鎮座していた。南アルプスと八ヶ岳は案の定濃い雲に覆われたまま。昨年登った瑞牆山やクライマーの聖地として名高い小川山の岩場がすぐ近くに見える。北の方はギザギザの妙義山の奥まではっきりと見えた。

・次々と登山者が登ってくる中、8:00に大弛峠に戻る。しかし、そのころになって上空にガスが広がり始め、展望と青空がなくなる。ちょっと休んで、向かい側の国師ヶ岳へ。今が見頃のハクサンシャクナゲが中心の「夢の庭園」の中に設けられた木の階段や木道が続く。その後は丸いかこう岩が露出してくる。頂上には一等三角点が鎮座している。瞬間ではあったがガスの切れ間から富士山の頭が見えた。展望はそれと帰りに寄った北奥千丈岳のみだった。北奥千丈岳の方が頂上感があり、展望も良さそうだ。人気がありそうで賑わっていた。

・9:45には打ち上げ。駐車場で、時折戻る日射しに濡れたままのテントを干してブログを打つ。林道を下って町に出るまで1時間。山梨市営「花かげの湯」でマッタリ。その後、市街地に出て買い物をし、明日の甲武信ヶ岳徳ちゃん新道コース登山口にある道の駅「みとみ」に落ち着いた。

大弛峠に立つ案内標識

樹間からのご来光

雲海の上に浮かぶ富士山

東側の甲武信ヶ岳方面?

朝日岳から金峰山を望む

金峰山頂上とシンボルの五丈岩

金峰山のシンボル・五丈岩

昨年12月に登った瑞牆山

ギザギザの稜線は妙義山か?

戻る途中からこの後登った国師ヶ岳〜北奧千丈岳を望む

国師ヶ岳途中の「夢の庭園」に続く木の階段

賑わう奥秩父最高峰の北奧千丈岳


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