甲武信ヶ岳<こぶしがだけ>(2475m)(日本百名山)  <山梨県/長野県/埼玉県> 09,7,26  
●徳ちゃん新道〜戸渡尾根コース
 <単独>
登山地点下山
6:00
6:35
8:00
9:25
9:35
9:50
道の駅「みとみ」
徳ちゃん新道入口
近丸新道合流点
木賊山
甲武信小屋
頂 上
13:10
12:40
11:30
10:30
10:15
10:05
[3:50]
所要時間
[3:05]
14:00 笛吹の湯(入浴)
16:00 甲州市交流センター・
    大菩薩の湯駐車場(泊)

前日の金峰山途中から望む三宝山〜甲武信岳(中央)〜木賊山

甲武信ヶ岳頂上

・百名山であるこの山名は、甲州(山梨県)、武州(埼玉県)、信州(長野県)に跨がっていることに因るらしい。もともとは拳山でそれに甲武信を当てはめたという説もあるとか・・・ガス中登山で展望はなかったが、思いがけない感激のビックリ出会いが印象の山となった。

・朝、雨が上がるまでは、ピンポイント予報でも一日中雨予報なので、停滞を決め込んでいた。しかし、自分なりの観天予報では、午前中は雨が降らないだろうという確信を抱く。慌ててご飯を炊いておにぎりを作り、カップラーメンを食べる。6:00、展望は鼻から諦めて道の駅「みとみ」をスタート。徳ちゃん新道から戸渡尾根をピストンした。1500m付近からガスに入って、最後まで展望はなかった。雨もゴール1時間前まで持ってくれ、それもカッパを着るほどではなかった。まさに幽玄の世界の歩きを楽しむ。カラマツ林〜シャクナゲ林〜針葉樹林と高度を上げて行くに連れての植生の変化が顕著である。

・天候のせいか、百名山にもかかわらず誰にも会わないのも珍しい・・・そんなことを思いながら、ちょうど中間地点の近丸新道合流点まで下ると、沢登りスタイルの30代の男性が休んでいた。沢から上がって来たとのこと。少し沢談義をして、「私北海道なんですが、北海道の沢は登ったことがありますか?」と聞いたら、びっくりした顔で「もしかして、坂口さんではないですか?」との答え・・・。びっくりしたのはこっちの方・・・どう見ても初対面である。

・昨年まで札幌にいて、今は埼玉県に住んでいるTaさんという方であった。札幌にいたときは、HYMLメンバーで、今でも拙サイトをよく見ているとのこと。先日も見て、南アルプスに来ていることは知っていたが、こっちの山に来ていることは知らなかったらしい。新車購入のことも知っていた。いろいろお喋りしながら一緒に下った。展望もなく、印象の薄い山に思わぬうれしい出会いが最高の思い出となった。

・下山後、「いずれまた北海道に住むつもりです。」言う彼と別れ、町へ出て途中の笛吹の湯で汗を流す。明日予定の和名倉岳(白石山)登山口へのルート上にある甲州市交流センター大菩薩の湯で夕食を摂り、駐車場で夜を明かすことに。ここ数日は、日本列島を縦断するように前線が停滞し、全国的に雨模様が続いている。そんな中、雨にも当たらず1山をゲットできたことは貴重だ。

登山口となっている西沢渓谷入口

下の方はカラマツ林の中を行く

中間地点付近はしばらくシャクナゲ林が続く

やがて、針葉樹林帯へ

手前ピークの木賊山(とくさやま)山頂

頂上手前の岩稜


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