10:35 ペンケチャロマップ林道ゲート
10:45 林道決壊地点(車デポ)
登山 | 地 点 | 下山 |
10:50
11:05
11:20 |
沢入渓(965m)
源 頭(1050m)
頂 上(1121m) |
12:00
11:50
11:40 |
[0:30] | 所要時間 | [0:20] |
12:20 層雲峡・ホテル大雪
(入浴)
|
地図を広げると、この前に登った樹海峰のすぐ近くに山名が載っている山である。現在斜里岳の清岳荘管理人を務める
藪山専門の熊ぷ〜さんによると、登山道はないが薄い藪漕ぎで簡単に登れて360度の展望が広がるすばらしい山とのことで、樹海峰を下山後こちらへ向かう。
大函観光駐車場から石北峠へ向かう国道39号線を走る。途中で間違えて手前の別の林道へ入りそうになるが、どうも違うような感じがして確かめるためにさらに国道39号線を先に進む。
現在工事中の新武華トンネルの入り口を過ぎてまもなく大きくヘアピンカーブする手前から入る林道がペンケチャロマップ林道である。熊ぷ〜さんの呼びかけで2年前に一緒に登ったメンバーの一人でもあるチロロ3さんたちは、古い伐採跡を利用して、東尾根から取り付いているようだが、我々は沢登りスタイルのままなことを幸いに、手前のはっきりとした沢地形を利用して源頭から南東尾根に上がるルートを狙う。
沢の出会い地点がすでに965mで、標高差わずか160mほどである。その沢出会いを特定し、沢靴の上からスパイクで覆われたノンスリップ携帯靴を着けて、前々日の大雨がなければ水流などなさそうな小沢へ入渓する。
大雨の影響であちこち小規模な土砂崩れを起こしている小沢を登っていく(1)。
15分ほどで源頭地形となり、古い伐採道跡に出る。そのまま笹藪を直登してもいいが、急なので、30mほど左へトラバースして松林の尾根に取り付く。
それは苔で覆われたフカフカの松林の尾根へと繋がり、そのまま頂上へ続いているようだ(2)。チロロ3さんの記憶や
「地図がガイドの山歩き」のsaijoさんの記録では、物凄い急斜面を木々に掴まって登ったというが、我々のルートはそのような急登もなく、細い岩稜の下へ出る。
手前の行く手を遮るような岩稜を乗り越えようとしたが、ボロボロと崩れるので、その根元をすでに紅葉の気配を呈している潅木や岩の出っ張りを頼りに恐々と巻く(3)。
予定通り30分で頂上に到着。ピークは二つに分かれていて、奥の北側のピークに三等三角点(点名・岩山)が設置されている。狭いピークで両側は足元から切れ落ちている岩稜の上であるが、周りがハイマツや潅木で覆われているので、高所恐怖症の自分でもそれほど怖くはない(4)。
高度感・登頂感満点で、360度遮るものがない展望は熊ぷ〜さんの情報の通りである。しかし、生憎、
すぐ近くの武華岳〜武利山(5)、
10日前の屏風岳(6)、初めそれらのピークは全て雲に覆われているのが残念である。表大雪の方も、わずかに雪渓の稜線を見せるだけであった。
わずか30分の藪山で、これほどの展望と高度感に恵まれた山は珍しい。そんな雰囲気を楽しんで、20分ほどで下山を開始する。
ピークの下の岩稜を巻くところが、下りだけに下を見なくてはならず、怖くてビビッたが慎重に通過する。
あとは、20分ほどであっという間に林道に出た。国道に出てから、頂上から見えた国道39号線の地点まで走って反対に頂上を眺めてみたが、大きな山が連なる中のほんの小さなコブのイメージでしかなかった。
まだ、午前中なので、ヤマさんは三国山も考えていたようだが、午後からの駒大苫小牧と早実の決勝戦をラジオででも聴きたいので、次の機会とする。北見へ帰るKuさんと分かれて、3人は層雲峡の日帰り入浴550円のホテル大雪で汗を流す。帰路、3連覇を目指す駒大苫小牧と早実の決勝戦を車のラジオで聴きながら札幌を目指すが、1:1で15回延長のまま明日の再試合となった。