稲穂嶺(564.5m)A〜銀山(640.5m)A 縦走 
<稲穂嶺北東尾根〜稜線〜銀山北東尾根> 山スキー 6名  17,1、8
12、4,16の稲穂嶺(山スキー)&銀山(かんじき)

前回は、それぞれ別々に登ったが、今回は5年ぶりの両山の縦走が叶った。

登下山
地 点
 8:00
 9:15
11:15
12:20
銀山駅駐車場
稲穂嶺
銀山
林道除雪終点
[4:20]
所要時間

 この2山は、仁木町と共和町との境界稜線上に位置する山である。登山道はないが、雪山登山としては非常に人気の高い山で、セットで登られることが多い。『北海道雪山ガイド』にも載っている。銀山の山名は近くに銀山があったことに因る。稲穂嶺は近くの稲穂峠があることによるようだ。ちなみに「稲穂」はアイヌ語の「イナウ」(祭礼の際に使う紙で作った用具)が語源。

 5年前には、風が非常に強かったのと、下りてからの歩きも長いので縦走をせずに、それぞれ別々に登っている。今回は、グループ登山でもあり、縦走が叶った。メンバーは、昨日の無意根山に引き続き、札幌のHYML仲間のヤマちゃんをリーダーとする北さん、タッチさんのほかに、千歳のトシさん、札幌ののりちんの6名である。車2台に分乗して小樽毛無山峠経由で登山口へ向かった。車を1台を下山して来る銀山北東尾根の林道除雪終点に置いて、稲穂嶺の登山口となるJR銀山駅へ。
  
まずは稲穂嶺へ

 この山は、JRの線路を渡って銀山駅のホームを歩いてスタートする珍しい山である(1)前回は、その端から北東尾根の林道に取りついたが、ホーム横のトドマツ林の中に、昨日のものと思われるトレースを見つけたので、それを利用することにした。


 急なトドマツ林の中のトレースを辿って登り切ったら、前回登り下りした林道に出た(2)。その林道を辿って、途中から尾根に取りついた(3)
 その先もトレースを辿ったが、自分が前回登った尾根の先へ続いていた。その先はものすごい急斜面になり、非常に苦労して登っていると、トレースが突然なくなった。結局、そのトレースは稲穂嶺を目指しているのではなく、左に広がる谷斜面を滑り下りるためのトレースだった。その先から進路を頂上へ繋がる北尾根に向けて登った。


 登って行くと、左手にこの後辿ることになる稜線とその先に反射板を頂上に載せた銀山が見えた(4)。さらに進むと、目指す頂上が見えて来た(5)


 9:15、1時間15分で、5年ぶり2度目の稲穂嶺へ到着(6)人気の山なのに、相変わらず、標識もピンクテープすらもない。

銀山への縦走

15分ほど休んで、銀山へ向かって仁木町と共和町の境界稜線上の縦走開始。
 進んで行くと、反対側からスノーボードを担いだ男性がやってきた(7)訊くと、「途中の尾根から上がって来た」とのこと。我々が登って来た左側に広がる谷斜面を滑り降りるらしい。


 標高点496を越えると、正面に銀山が見えてくる(8)この辺りの下をJR函館本線の稲穂トンネルが通っているようだ。


 稜線の左側には、銀山地区の平地が広がっている(9)。4つほどの400m台のピークを越えると、頂上への最後の登りとなる(10)


 稲穂嶺から1時間45分で、反射板の建つこれも2度目の銀山山頂へ到着。羊蹄山も裾野だけしか見えなかった(11)。反射板をバックにハイポーズ!(12)振り返ると、稲穂嶺も雲の中に消えていた。

思いがけずに深雪滑降を楽しんだ下り

 前回はすぐそばの北尾根を下ったが、今回は、ヤマちゃんの判断で、その1本先の幅広の北東尾根を下ることにした。


  お陰で、しばらくはオープンバーンが続き、快適な深雪滑降を楽しむことができた(13〜16)。※14〜16は、自分の滑り(ヤマちゃん提供)


道道へ出たところから、銀山と稲穂嶺を望む。電線の右尾根が下って来た北東尾根(17)。その右側には縦走した稜線と稲穂嶺が見えた(18)



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