餓鬼岳(2647m)(日本二百名山) <長野県> 07,10,04〜05 |
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燕岳山頂から餓鬼岳を望む〜中央奥は鹿島槍? |
誰もいない静かな頂上〜雲間に剣岳が |
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・常念山脈の北端にこの餓鬼岳と唐沢岳が連なり、高瀬川へ吸い込まれる。燕岳から先は、趣深い静寂と緊張の稜線歩きが待っていた。 ・燕岳を越えて、餓鬼岳へ向かう。東沢乗越から登り返して東沢岳から餓鬼岳までの白い花崗岩の岩峰や岩塔の林立する細い稜線は眺めるだけでも迫力満点である。実際、それらをよじ登ったり、間を潜ったり、根元を巻いたり、いつ朽ちて折れても不思議でない梯子や桟道の連続など、3時間ほどの登りは、高所恐怖症の自分にはハラハラドキドキの連続で、餓鬼岳小屋の赤い屋根が見えてホッと安堵したほどであった。一緒になった北アルプスをほとんど登り尽くしている神戸のA氏に言わせると、「北アルプスでは、穂高連峰を除けばこれほどのところはない。ここは岳人好みのコースなのです」とのこと・・・納得! ・振り返ると、昨日から縦走してきた常念岳〜大天井岳〜燕岳の連なり、その後ろに槍の頭、西と北側には、来年以降の楽しみとなった山々が連なる。燕山荘から6時間で餓鬼岳頂上へ。快晴だった朝に比べて、周りの山々はガスに覆われはじめたが、なぜか剣岳だけはその威厳に満ちた姿を見せたままであった。2時ごろから、一番乗りとなったこじんまりとした餓鬼岳小屋でまったりと過ごす。 ・翌日は、天候がよければ唐沢岳をピストンして下山する予定だったが、濃いガスなので、そのまま白沢登山口へ下った。タクシー〜JR〜タクシーと繋いで、車を回収し、その後は、安曇野観光 |
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明日登る有明山を右手に見ながら東沢乗越へ下る |
岩峰や岩塔が連なる岩稜を行く〜左は剣ズリ、右奥が頂上 |
剣ズリを見上げる〜登りは左側のガレ場を通過して、 林の中をトラバース気味に巻いて剣ズリの先の稜線へ |
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ほぼ垂直に切り立つ岩塔と眼下の高瀬ダム |
剣ズリを巻いてもさらに緊張の岩稜歩きが続く 〜左奥が餓鬼岳頂上 |
いつ朽ちて落ちても不思議でない桟道 〜剣ズリの先にはこの様な梯子や桟道が数多く続く |
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頂上から辿ってきた剣ズリからの細い岩稜帯を望む |
こじんまりとした餓鬼岳小屋 |
夕食のちらし寿司 |
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翌朝、ガスの中の白沢コースを下る |
途中に懸かる魚止めの滝 |