登山 | 地点 | 下山 |
8:40
10:05
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11:10 |
登山道分岐
蝦夷松山
花の道分岐
雁皮山 |
13:50
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12:15
11:40 |
[1:55] | 所要時間 | [1:50] |
14:25 山の手温泉(入浴)
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函館市街地北東部の高台にある四稜郭の後ろに連なる山である(1)。山名の由
来はエゾマツとこの辺りではガンピと言うシラカバやダケカンバに因るのであろうが、エゾマツは全然見当たらない。
今回は、札幌からHYML仲間のツボさんご一行が、函館の庄司山、蝦夷松山〜雁皮山、三森山に2泊3日で遠征してきた。中日となるこの山へ案内旁々ご一緒させて頂いた。最初の大腸癌術後のリハビリ登山以来、4年ぶりの再訪だが、生憎ガスに覆われて、展望は全くなかったのが残念。仕方ないので、登山道脇の花を探しながら歩いた。
なお、下山後の楽しみだった陣川温泉は、昨年で営業を止めてしまったのが残念である。
。車でずっと奥の登山道分岐まで入ってスタート(2)
ずっと人工林の中を進んでいく。足元の花も春の花から夏の花に変わっていて、それほど華やかではないが、よく探しながら歩くと、それなりに見つかるものである。
ところどころに、熊よけに叩く鍋などがぶら下げられている。
人工林を抜けると、蝦夷松山の尖ったピークが見えるのだが、低いガスに覆われたままだ。間もなく、花の道との分岐にぶつかる。そこにも、炊飯器の内釜がぶら下げてあった。
この道は、前回歩いた08年の春以降に整備された道らしい。蝦夷松山直下の岩場を避けて上り下りできる利点があり、春にはシラネアオイやツバメオモトなどの他にスプリングエフェメラルの多くの花々が楽しめるコースのようだ。
帰りにそちらから下りてくることにして、従来の右へのコースをへ進む。まもなく、岩場が現れる。ここにも、以前にはなかった「一の岩」の標識がぶら下がっていた。この後、雁皮山までの岩場に「七の岩」までの表示が続いていた。
頂上直下の急な岩場を慎重に登り切ると(3)、頂上である。
頂上の岩の前で記念撮影(4)。本来であれば、函館市街地や津軽海峡の向こうに下北半島などの大展望が広がるのだが・・・・。
幽玄の世界を思わせる灰緑色に染まる中を雁皮山へ向けて進む(5)。雁皮山までの稜線は細い岩稜地帯でアップダウンが激しい。深い亀裂があったり、岩を越えたりと足元が危ないので慎重に歩を進める。
「二の岩」から「六の岩」を越えると石楠花山に到着。石楠花山では、「ガンピ山→」の標識が反対側を示すように付けられていた。どうやら正しいところに付けられたいたものが割れて落ちて、それを誰かが、反対側に取り付けたらしい。手持ちの針金を利用して、みんなでそれを付け直した。
さらに、「七の岩」を越えると(6)、穏やかな道になり、両側のネマガリダケ林には、伸びすぎた感のあるタケノコもあり、それを採る方もいる。最後に現れる急登を登り終えると飛び出すように頂上に到着。
帰路は、標識と炊飯器の中蓋がぶら下がる分岐から、花の道へ下る(8)。ここを歩くのは初めてである。地形からも予想はしていたが結構急斜面である。しかし、岩場はないので歩きやすい。従来の蝦夷松山直下の岩場をかわすのには良い道である。
下の分岐から先で、思わぬハプニング発生・・・・。その分岐の先へ続く歩き込まれた道を直進してしまう。10分ほど下って、「変だな〜、すぐに人工林の中へ入るはずだが・・・?」とGPSを見たら、往路とは違うところを下っている。
どうやら、先ほどの分岐は、下の分岐ではない。間違えたらしい。慌てて戻って、よく見たら、そこは直進するのではなく、左へ進むことが判明・・・それにしても、同じ炊飯器の内釜がぶら下げられていたし、直進する道もはっきりとした道なのに、左折を促すような明確な表示がない。そう言えば、4年前にやはり札幌から来たHYMLの女性グループたちも「花の道を下ったが、間違えて進んでしまい、1時間半ほど余計に歩いてしまった」ということを聞いたことを思い出した。同じ間違いをしたらしい。
分岐まで戻って、左へ進む。
下の分岐にも炊飯器の内釜がぶら下がっていた(9)。せめて、別の物をぶら下げてあれば、間違いに気づいたかも・・・?