浅間隠山(1757m) <群馬県/新潟県/長野県> (日本二百名山) 10,6、04 |
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志賀高原への車道から望む浅間隠山 |
浅間山の展望台的な頂上 |
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・朝のスカッパレから徐々に雲は広がったが、好天に恵まれ、今シーズン初めて登山靴を履いて(これまではスパイク長靴)、浅間隠山と浅間山の2山に登った。 ・東の山麓からだと、浅間山の姿を隠してしまうことから名付けられたが、地元では矢筈山とか川浦富士とも呼ばれている。軽井沢の北東に位置し、北軽井沢に最も近い山で、浅間山の展望台としても手軽なハイキングが楽しめる山として人気が高い。 ・二度上峠下登山口から、頂上での休憩を除いて、正味1時間半でピストンした。昇ったばかりの朝日が眩しく、新緑の中のトウゴクミツバツツジ?が美しかった。頂上からは、これ以上はないと思われる大展望・・大きな浅間山のほか、日光連山、谷川連峰、草津の山々や八ヶ岳、遠くは南アルプスの真っ白な双耳峰の北岳や北アルプスの剣岳までもくっきり。眼下の嬬恋平野の雄大さに圧倒される。下山後、浅間山の東側の登山口である峰の茶屋へ移動。 |
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途中から頂上を望む(左) |
トウゴクミツバツツジ |
頂上から異様な山容の妙義山を望む |
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榛名山と赤城山の重なり |
志賀高原の草津白根山方面の山 |
やたらと色の青いタチツボスミレ? |
浅間山(2568m) <群馬県/長野県> (日本百名山) 10,6、04 |
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北軽井沢から寝観音の姿に見える浅間山 |
現在頂上とされている第二外輪山の前掛山〜バックは火口 |
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・長野県と群馬県に跨る日本を代表する活火山。これまでに幾度となく噴火を繰り返し、その度に登山規制が敷かれてきた。幸い、今年は4月から規制緩和され、第二外輪山の火口から500mの前掛山(2524m)まで入ることができた。今回の山旅で楽しみにしてきた山の一つでもある。軽井沢側の峰の茶屋登山口から火口原を抜け、前掛山までピストンした。 ・変化のない荒涼とした広大な斜面に続く一本の道を黙々と登る。火口原に出て、その中に続く道を進んで行くと、左手に目指す前掛山が見えて来る。しかし、そちらへ続く道が見当たらない。どうやらこの道は立入禁止の火口に繋がっているようだ。仕方ないので、2棟の避難ドームの建つ前掛山と頂上の西のコルを目掛けてトラバースした。そこでようやく前掛山の登山道に合流。 ・頂上の先着者に、自分の登って来た軽井沢からのコースはまだ規制中だと教えられびっくり・・・規制解除されて前掛山まで登れるようになったことで、どのコースも解除になったと信じて登って来た。確かに小浅間山への分岐の横に「立入禁止」の看板があったが、道も閉鎖されてなく、最近の足跡も多く残っていたので、この看板にまで手が回っていないのだろうと思った。道理で、道なりに進むと火口の上に出ることも、前掛山へ繋がる道がないことも納得・・・。いずれにしても、知らぬが仏ではあったが前掛山に登頂できたので、良しとしよう。 ・何と言っても、荒々しい活火山地形の風景と眼下に広がる展望が最高・・・第一外輪山の牙山と黒斑山と蛇骨岳なども迫力がある。周りの山々は朝の浅間隠山のときよりは雲が広がっていてクリアではなくなってしまった。ゆっくりしたかったが、ちょっと後ろめたい気持ちが強く、わずか15分で下山の途に就いた。 ・下山後は、北軽井沢の「絹糸の湯」で汗を流し、浅間山火山博物館と鬼の押し出し園、さらに、Saさんに勧められた天明3年の大噴火に起因する土砂なだれによって埋没した鎌原村の様子や発掘された品々を展示している嬬恋郷土資料館と埋没から逃れた遺跡の鎌原観音寺を見学した。 ・夜は、北軽井沢のSaさんと同じ職場の山仲間Shiさんに焼き肉屋で夕食をご馳走になり、山談義に耽った。Saさんは、数年前からの拙サイトの愛読者で、毎年のようにサイドカー付きの大型バイクで北海道の山旅にやって来る北海道ファン。3年前に拙宅へ寄っていただいて以来のお付き合いとなる、一昨年は武尊山にご駆け付けてくださったこともある。 |
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峰の茶屋駐車場からの浅間山 |
変化のない荒涼とした山肌を登る |
火口原に続く道 |
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火口原から頂上を仰ぎ見る |
火口原から前掛山を望む |
浅間山と前掛山とのコルに建つ避難ドーム |
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前掛山から火口と火口への道を望む |
第一外輪山の牙山 |
第一外輪山の黒斑山〜蛇骨岳 |
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ミネズオウ |
イワカガミの群生 |
下山後に寄った鬼の押出し園 |