突角山(1059.6m)
<南西尾根ルート> ツボ足 単独 14、5,2
摺鉢山下山後、
二十七号線沢沿いの林道へ
登山 | 地点 | 下山 |
11:15
11:55
13:05 |
越路線分岐
林道
頂 上 |
14:10
13:40
13:15 |
[1:50] | 所要時間 | [0:55] |
16:00 層雲峡・黒岳の湯(入浴)
18:00 公共駐車場(泊)
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1000超級の山が3つ並んだ上川三山の西側の山がこの突角山である。誰が名付けたか知らないが、○○三山と言われれば、3つとも登りたくなるのが山ヤのサガか・・・?
山名の由来だが、南西尾根の末端から眺めるとやや尖って見える。しかし、南側から見ると突角というほど尖った山でもない。他の2山はアイヌ語由来ではないので、これも案外この南西方向から眺めた頂上部分の形に由来するのかもしれない?
先に摺鉢山を登り、1日2山狙いで二十七号線を進む。4/29に十勝岳であったoginoさんからの情報通り、取り付き地点となる南西尾根末端のある越路線分岐(標高点361)の奥までずっと除雪がされていた。
しかし、牧場から続く尾根の先の555三角点ピークまで雪がほとんどない。よく見ると笹藪の中に残雪が見えるので、一部薮漕ぎ覚悟でスタートする(1)。山スキーで人気の山だが、この状態ではスパイク長靴でのトライしかないようだ。
下の牧場の中を歩き、その上に続く笹薮に突入。一部笹藪を踏みつけてなんとか残雪を繋いで登って行く(2)。
555三角点ピークまで登って行くと、再び牧場に出る。その奥に目指す頂上が見えてくる(3)。尾根の上には古い牧柵を繋ぐ鉄の杭がすっと続いている。
c570付近で林道を横切る(4)。そこから尾根をそのまま登ると、尾根に絡んだ広い作業道に出るので、それを辿って登って行く(5)。
やがて、作業道ははっきりしなくなり、そのまま広い尾根へと吸収されていった。古いスキートレースも残っている(6)。その尾根は徐々に細くなり、その先端が頂上のようである(7)。
1時間50分で頂上へ到着。厳冬期のラッセルしながらの山スキーでは、こんなに簡単には登れないだろう。
東側には、先ほど登った摺鉢山と、その左奥に残りの上川三山の天幕山が見える(8)。
摺鉢山で姿を見せてくれた表大雪は雲の中だったが、北側には摺鉢山では雲の中だった天塩岳がくっきりとその姿を見せてくれていた(9)。
下山後、残りの天幕山の取り付き地点となる南東尾根末端の偵察に寄った。しかし、渡渉地点のスノーブリッジはない。鉄道線路を跨いで取り付くこともできるが、尾根末端から標高差150mの急登部分には、ほとんど雪がなく、丈の高い笹藪が起き上がっている。なんとかその急な尾根の部分のわずかな残雪を頼りに薮漕ぎ覚悟で頑張れば登れそうな感じだった。
結局、翌日の好天は、黒岳〜烏帽子岳に費やし、翌々日の予定に回したこの天幕山は悪天候のために上川三山踏破は、来年以降の楽しみとなった。次回はせめてスキーで登れる時期にトライしたいものだ。