幌尻岳(2052m )〜戸蔦別岳(1959m ) [額平川コース] 95,9,15〜16
2006年情報 今年から幌尻山荘の利用が完全予約制になりましたので、ご注意を!
↓(下記参照)
http://www2.town.biratori.hokkaido.jp/biratori/suzuran/oshi3_1.htm
9 /15
7:30 オロフレ岳登山口発
10:00 平取(買い物)
11:00 振内(昼食)
登山(山荘まで) |
13:00 林道ゲート登山口
14:00 取水ダム
15:30 幌尻山荘(泊) |
[2:30] 所要時間 |
9 /16
幌尻岳〜戸蔦別岳 |
5:20 山荘発
6:40 命の水
8:05 幌尻岳頂上
8:20 〃 発
8:45 肩(七っ沼カール上)
9:45 戸蔦別岳頂上
10:00 〃 発
10:15 1856峰分岐
12:00 山荘着(昼食) |
[6:40] 所要時間 |
下山(登山口まで) |
13:00 幌尻山荘
14:30 取水ダム
15:30 林道ゲート登山口 |
[2:30] 所要時間 |
[11:40] 実質所要時間
16:30 振内
17:00 日高沙流川温泉
(入浴・駐車場泊) |
◎ 一日目、まずは、川を漕ぎ、幌尻山荘を目指す。
一人歩きを開始したときからの念願の山・日高山脈の最高峰である。徒渉用のフェルト付きの地下足袋を用意して3年。天候に恵まれなくて、何度も計画を断念して来ただけにますます想いが膨らんでいた山でもある。
林道入口を確認し、その国道ぞいの駐車場でパッキングをする。昨年のトムラウシ〜忠別岳以来2回目の縦走装備で、手間が掛る。パッキングを終え、振内へ戻り、食堂で昼食。スタミナをつけるべくかつ定食を注文し、明日の天気を問うも「さあどうでしょうかね。」と素っ気ない。
雲が濃く姿の見えない山を目指し、明日の天候を期待し、日高らしい40kmもの未舗装の林道を進む。登山口となっている林道ゲートに着いてびっくり、10台以上もの車がある。本州ナンバーや函館ナンバーもある。日高の山も9回目であるがこれまででもっとも多い車の台数である(1)。さすが日本百名山の一つだけのことはある。
いよいよ一日目の長い林道歩きと徒渉連続の渓流歩きである。心弾み重いザックも苦にならない。右手に額平川の深い渓谷とそれに流れ落ちる何本もの滝を楽しみながら、快調に歩を進める。予想より早く1時間ちょっとで取水ダムに到着。そこで休んでいた人が、私で27人目であると言う。寝るスペースが心配になり、テントを持ってきた方がよかったかなと悔やむ。
それから30分程渓流ぞいの踏み跡を辿る。いよいよ函状になったところで、初めて用意して来たフェルト付きの地下足袋を履き、水が冷たいとのことなので、ジャージの上から脚半を巻く(2)。いよいよ1回目の徒渉、渡り切ったところでストックが落ちている。普段は手に物を持つのが嫌いなので使わないが、何気なく拾う。ところが、その次の流れの強い徒渉でバランスを崩し転びそうになったのを救ってもらう。実にタイングの良い天からのプレゼントに感謝。その後、波渉のバランスを保つために実に有効なものであることを実感し、下りも世話になり、捨てられなくなり家まで持ち帰る。 また、フェルト付きの地下足袋はヌルヌルした石の上でも滑らず、安心して歩けるのにも感心する。
全部で20回ほど膝位までの深さの徒渉を繰り返えす。いつものことであるが沢歩きは変化と緊張感で疲れを感じない楽しさが大好きである。途中、四の沢が滝となって合流する。このコースで一番大きな滝である(3)。なって目の前がちょっと広くなったところで、前を見ると幌尻山荘とその前で憩う数人の姿が目に飛び込んでくる(4)。予想よりかなり早い 2時間30分で到着。
全身上から下まで取り替えて山荘に入る。もう出来上がっていて大きな声で話している人もいる。2階を見るが一杯なので、1階の入り口近くの壁ぎわに陣取る。何もすることもないので、4時すぎには焼酎の水割りとインスタントラーメンとおにぎりと缶詰で夕食。
6時ごろになり、暗くなるに連れてみんな横になる。うとうとしているところへ14人の団体が到着。ヘッドライトの光が暗い部屋を走り回る。さらに9時ごろに2人・・・目が覚めていつものことながら眠れないまま寝袋の中で軽返りを打ちつつ夜明けを待つ。