西昆布岳
(804.1)
<新山梨・ぺタヌ川左尾根コース> 単独 山スキー 06,5,09
かろうじて残雪を繋いで、最近、山スキー初級コースとして人気の高い手軽な山へ
12:15 道々914号線
標高点339地点の農道入口
登山
地 点
下山
12:30
13:00
13:35
農道入口
林道横断
頂 上
14:10
13:55
13:50
[1:10]
所要時間
0:20]
14:40 豊浦温泉・しおさいの湯
(入浴)
18:00 帰宅
GPSトラックログ
この西昆布岳は、昆布岳から南西方向に伸びた尾根の上に位置する山である。真冬でも除雪がされている道々914号線から手軽に登れることもあって、最近、山スキーの初級コースとして人気が高い山である。
旬はとっくに過ぎた状態であるが、共和町の八内岳下山後の帰路途中に、雪がなくても山とコースの偵察だけでもと思い、寄ってみることにする。昆布岳登山口から5kmほど道々914号線を西へ進むとぺタヌ川の橋を渡る。その先の右に牧草地に農道の延びる地点(標高点339)がある。そこが登山口である。
正面にゆったりとした西昆布岳とその左尾根が見える。どうやら雪は繋がっているようなので
(1)
、
山に向かう農道に100mほど車を入れて山スキーでスタートする。牧草地の下の方は雪の残っている右側の端を繋ぎ、さらに左側へ回りながら尾根へ向かう。
牧草地を抜けて林の中へ入っていくとまもなく林道を横切る。その先は細いダケカンバなどが煩い林となる。それを抜けると、疎林帯となり、やがて、木がなくなって、右へカーブしていくと頂上である。
1時間05分で 頂上到着。着いて初めて昆布岳とそこへ繋がる尾根が見えてくる。あちこちに全層雪崩が見られ、すでにスキーで昆布岳まで繋ぐのは無理のようである
(2)
。
厳冬期なら結構滑りが楽しめそうな斜面もあるので、次の機会に回す。
昨年の山スキー登山の最後の山となった蘭越の幌内山が真西に
(3)
、オロフレ山や徳舜瞥岳とホロホロ岳が東側に見える
(4)
。
一番期待した噴火湾の展望は、海洋性のガスが発生しているらしく雲海の上に微かに駒ヶ岳が姿を見せているだけである
(5)
。
下りは、登りの尾根よりぺタヌ川の源頭部の沢地形の中の方が斜度もあるので滑りを楽しめそうと考えて、頂上からまっすぐ沢地形に滑り降りる
(6)
。
しかし、予想以上に波を打っていて、雪の汚れも進んでいる上、浅くて柔らかなプラブーツでのスキーでもあり、攻めの楽しい滑りはできる状態ではなかった。安全第一に滑り降りて、横切る林道を利用して登りの尾根に合流し、頂上からわずか15分でゴールイン。
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