森川山(609m)<森町>  
<北尾根ルート>  かんじき登山  3名  08、12,28
12/28、今年の登り納めに、以前から気になっていた森町の森川山に登っる。しかし、天候に恵まれず展望はなし。

8:20 自宅発
9:30 森川沿いの林道・除雪終点先
登山
地 点
下山
 9:45
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10:50
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12:20
車デポ地点
(林道歩き)
送電線下(渡渉)
(北尾根)
頂 上
14:00
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13:00
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12:30
[2:45]
所要時間
[1:30]
14:30 ちゃっぷりん館(入浴)
16:00 帰宅
  国道5号線を函館から北上すると、森町姫川地区の西側に見える600m峰である。山名は、森川の源流部に位置することに因るのであろう。

  今年の登り納めの山として、SHOとTaさんの3人で向かった。予定のルートは、国道5号線と国道278号線の交差点から森川沿いの林道を進み、3本横切っている送電線の一番奥の下から、森川を渡渉し、北尾根に乗るコースである。

  いつも国道から目にしている山なのに、いざ登ろうとしたら、その姿を見ることができないまま、森川沿いの林道へ入る。最終人家の前まで除雪されていたが、その終点の200mほど先に車をデポする。

  北尾根の取り付きまで2.5kmの林道歩き。当初の積雪は20cmほどなので、ツボ足で進む歩き出してまもなくの地点で、川の対岸へ渉るのだが、橋はなく川底を舗装した上を車が通るようになっているだけ。ここを人が歩くのは冬期間のしかも我々くらいの物好きな者だけであろう。まともに歩いたら靴の中に合わせ目から水が浸みてくる深さである。仕方ないので、爪先を上げて踵で歩くようにして通過する(1)(帰りの撮影)。

 やがて、うれしいことに国道からは見えなかった山の全容と辿る尾根も見えてくる(2)諦めていただけに、今日の天候であれば、目指す山が見えるだけでも良しとしよう。

 積雪も脛まで埋まるようになってきたので、スタート地点から2kmほど先でカンジキを着ける。やがて、およそ1時間の林道歩きで、北尾根末端を横切る送電線の下に到着。夏は、ここまで車で入れそうである。
 
 対岸の送電線の管理道を目がけて川へ下り、石を伝って渡渉する(3)。その先から北尾根までは、ジグを切って急斜面を登る管理道を利用する(4) 

 北尾根の真ん中のc350に立つ支柱の下からいよいよ北尾根へ取り付く。 初めは緩やかな幅広の尾根である(5)やがて、地図からも覚悟はしていたが、c400〜500はかなりの急登となる。カンジキを先から雪の中に突っ込んでステップを切る感じのきついラッセルが続く。

 c500から頂上までは、なだらかな尾根となる。しかし、積雪が膝くらいまでになり意外と捗らない。しかも、展望も全くなくひたすら黙々と登るのみである。風も非常に強いが、雪が付いてないので、吹雪模様にならなかったのが幸いである。

 東側からの尾根が合流すると頂上は近い。トータルで2時間35分でようやく頂上到着。本来であれば、駒ヶ岳を初め噴火湾沿いや反対側の毛無山や狗神山などの展望が広がるはずだが、まったく周りは見えないまま。吹雪かれなかっただけでもマシか・・・。

 風も強く寒いので、昼食も摂らずに、記念写真を撮っただけで(6)下山開始。ラッセルもなく、登りで1時間半要した北尾根を1/3の30分で下る。渡渉して林道へ出て、簡単に昼食タイムとする。あとは、長い林道歩きの末、車のデポ地点へ戻るだけ。

 この山の麓の姫川で生まれ育ち、ぜひ登りたがっていたFuさんも誘ったが、都合が悪く同行できなかったのが残念だった。しかし、今日は全く展望がなかったので、今度は天候のいいときに付き合って再訪する口実ができた。帰りにちゃっぷりん館で疲れを癒して帰路に就く。

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