登山 | 地点 | 下山 |
1:30
1:50
2:05 |
登山口
白樺平
頂 上 |
2:50
2:30
2:15 |
[0:35] | 所要時間 | [0:35] |
『夏山ガイド』の増補改訂版に登場したので、敬意を表して登ってみたこの山は、北広島市の山であるが、自衛隊演習地の無線基地となっている島松山のすぐ東隣のピークである。
北広島の大曲から仁井別川沿いの道路を進む。左側に後楽園ゴルフ場とスキー場があり、さらに進むと、右側に札幌有明ゴルフ場への道がある。そこで舗装は切れているが、そのまま直進すると、ゲートがある。ゲートの右側を車が通れるようになっているので、さらに進むと、普通乗用車では無理と思われる道をわずか300mほどで登山口である。ゲートの前に2台、登山口に1台とマウンテンバイクが1台あり、平日の午後にもかかわらず人気のある山のようである。しかし、途中誰とも出会うことはなかった。
林道の延長上の登山道を進んでいくと、右回りコースと左回りコースの分岐がある。人が多く歩いていそうな右回りコースを進む。昨日の台風16号の雨で濡れた道にはかなり多くの足跡が付いているところを見ると、午前中にもたくさんの人が登ったようである。しかし、迷いようのない道なのに、やたらとあちこちに赤いテープが、しかも、1m近い長さのものがぶら下がっていて非常に見苦しい感じである。
周りは身長を遙かに超す高さのネマガリダケ林であるが、幅広く刈り払われているので歩きやすいが、展望は全然利かない(2)。
変化のない見通しの利かない道を進んでいくと、
やがて白樺の幼木帯に入っていくが、周りのネマガリダケは変わらない。20分ほどで、広く刈り払われたところに「白樺平」の標識が立ち、そこが左回りコースと右回りコースの合流点のようである(2)。
ネママガリダケの刈り分け道の先に空が見え、展望が少しは開けるかな?と思って期待したら、
なんとそこが頂上であった。わずか35分のあっけない到着である(3)。
その先には鉄柵が張り巡らされ、「防衛庁用地
立入禁止」の看板が立てられている。すなわち、自衛隊の演習地である。その向こうに支笏湖畔の紋別岳とその奥に樽前山と風不死岳が見える(4)。
さらに右側には島松山の平らな頂上に自衛隊の無線基地の建物が建ち並んでいて、高い山にいるような感じがしない
。しかし、左側には広い演習地の向こうに勇払原野や太平洋が望まれ、広々とした感じがする(5)。
あっけない登りに疲れもなく、腰を下ろして休む気もせず、10分ほどで下山を開始する。
下山方向の表面の紅葉が始まったナナカマドの向こうに札幌の神威岳〜手稲山の山並みが霞みながら見えている(6)。
下山は、余りにも醜くぶら下がっている長い赤いテープを外したり、短くしたりしながら下ることにする。白樺平からは登りと同じ右周りコースを下る。
登りと同じ35分で登山口へついたが、その手前の林の中でキノコ採りをしている夫婦らしき姿を目にする。登山口にあった車も2台なくなっているし、誰とも出会わなかったところを見ると、左回りコースを下りたか、キノコ採りの人たちだったのかも知れない。
下山したあと、記憶にあった美しが丘スーパー銭湯を探して、汗を流す。