6:10 芦別道の駅(車中泊)
6:20 赤平市百戸町東(林道入口)
6:50 登山口
登山 | 地点 | 下山 |
7:00
7:35
7:50 |
登山口
沖里河山分岐
頂 上 |
9:00
8:20
8:10 |
[0:50] | 所要時間 | [0:50] |
9:35 赤平市百戸町東(林道入口)
GPSトラックログ(80kb)
(林道〜緑色、登山道〜赤色) |
深川市、赤平市、滝川市、芦別市に跨る、音江山や沖里河山などで構成される音江連山の最高峰で(1)(滝川市江部乙から撮す)、この山は赤平市と芦別市の境界に位置している。山名の由来はアイヌ語でエルム・ケップ(岬・削られたところの意)に由来するらしい。
実は、昨夏、沖里河山〜音江山を歩いた際に、途中の無名峰と繋がっている縦走路からこの山にも寄ろうと思ったが、あまりにも濃い笹薮にうんざりして止めてしまっていたのである。下山後、赤平方面からの林道入口が探したが、ガイドブックも持っていなかったので分からないまま帰路に就いたのである。
今回は、『夏山ガイド』に従って、赤平コースからのアプローチである。前夜、芦別の道の駅で夜を明かして、国道38号線沿いの空知川の対岸を走る道々を走る。芦別市との境界から直ぐの赤平市百戸町に建つ「登山道入口」の標識から山に向かう。天気予報は晴れなのだが、辺り一面の上空は雲で覆われているので、抜群と言われている眺望は期待できないかも知れない。
舗装が切れて、入口から4km地点に入林届けポストがあり、そこから登山口までが大谷沢林道となっているらしい。途中の分岐に必ず「登山コース」という標識が建っているので、迷う心配がないまま11.5kmほど走ると
登山口に到着する(2)。地図上の627m地点で、どうやら、手持ちの『夏山ガイド』(2002年版)の登山口より手前で、登山道も当時と別ルートになっているようで、距離も長くなっている。
前から情報として知ってはいたが、タケノコ採りの山らしく、登山口一帯もゴミがたくさん落ちている。少ないなら拾い集めようとも思ったが、手に負える量ではない。登山道も古い林道跡を利用したもので、まさタケノコ道路なのであろう。道端にやはりゴミが散らかり放題である。
中には、ご丁寧にダケカンバの幹にまとわりつく蔓の間にまで挟んであるのにはビックリしてしまう(3)。
一帯はダケカンバと背丈を遙かに超すネマガリダケ林で、展望のまったく利かない中を歩いていくので、嫌でもゴミが目に飛び込んでくる。それでも、
エゾガクアジサイがちょうど見頃で(4)、ヒロハツリバナの赤い実がきれいである(5)。
登山道は頂上を右手に見て、それを過ぎても、どんどん北側へ下っていくので不安になるが、唯一の手がかりは先週末のものとと思われるぬかるみの残った複数の登山者の足跡である。
途中の樹間から、昨年登った音江山が見える(6)。そこから直ぐに沖里河山方面の縦走路との分岐に出る。ここから頂上までの道は5mほどの幅で、きれいに笹刈り整備がされていて気持ちよく歩くことができる(7)。その笹刈りが昨年諦めた縦走路から続いているのか覗いてみたがよく分からなかった。
その分岐から進む方向を、戻るように南に変えて尾根上を進むと、15分ほどで、
標識と三角点の設置された頂上に到着する。頂上は広く刈り払われていて、なぜかすでに花の終わったコウリンタンポポかタンポポモドキの葉で覆われている(8)。確かに遠くの低い雲がなければ、空知平野や樺戸山地、暑寒別山塊、夕張山系、大雪・十勝連峰等の素晴らしい眺望が広がるようである。残念ながら、それらの眺望は得られず、低い雲の下に微かに空知川沿いの芦別市〜赤平市〜滝川市が見えるだけである。
20分ほど休み、後ろ髪を引かれる思いで頂上をあとにする。登りと同じ50分で登山口に到着する。