5:00 自宅発
| 登山 | 地点 | 下山 |
7:00
8:10
9:05
9:50
10:45 |
登山口
4合目
968ポコ
臼別頭(8合目)
頂 上 |
14:15
13:15
12:30
11:45
11:00 |
| [3:45] | 所要時間 | [3:15] |
15:00 八雲・和の湯(入浴)
17:20 帰宅 |
この遊楽部岳は、道南中央部の八雲町とせたな町に跨り、これまでに登った白水岳、冷水岳、太櫓岳、岩子岳、ペンケ岳、臼別頭などを擁する大きな遊楽部山塊の主峰である(1)。
この山を源とする多くの川が日本海と太平洋に注いである。山名の由来は、太平洋に注ぐ遊楽部川の源流に因るが、八雲町と合併した旧熊石町では、日本海に注ぐ見市川の源流に因り、見市岳と呼んでいる。

なお、頂上は一等三角点の設置場所になっているが、最高地点(1277m)は、その500mほど手前の白水分岐(今は痕跡のみ)近くのピークで、ここの方が展望がよい。また、往復20km弱、アップダウンの大きな標高差1000m以上のタフなロングコースとしても有名な山である。

この山に初めて登ったのは、山を始めるための足試しとして登山会に参加した1991年である。このときに体力的な自信を持ち、登山会の歩くペースの遅さが合わなくて、翌年から自分のペースで歩ける「一人歩き」にはまっていった思い出の山でもある。
その3年後に一人で再訪して以来、15年の年月が経っていた。ただし、その日は夜に会議が入っていて、ガイドブックでは往復8時間ほどの山なのに、登り3時間、下り2時間25分という、自分でも驚くような記録が残っている・・・。
○まずは、臼別頭を目指して長い尾根を・・・
高気圧に覆われて爽やかな秋晴れの下、道々42号線(八雲北檜山線)を八雲からせたな町に向かう。峠を下ってまもなく、
太櫓川を跨ぐ暁橋手前から南に入る林道を1kmほど入ったところに登山口がある(2)。登山届けには、本州からの登山者も意外と多いし、知人の名前もチラホラ・・・。。
トドマツの人工林を抜け、ブナ林の長い尾根の快適な登山道を辿る。
c800m辺りからミヤマカエデの黄色(3)やナナカマドの赤が鮮やかな彩りを呈してくる。途中、唯一目にした4合目標識を過ぎて暫くすると、
左手の展望が広がるようになり、臼別頭が見えてくる。頂上はまだ見えない(4)。
おそらく5合目と思われる915ポコを越えて
、968ポコに上がると、右手に日本海が広がり、その先に奥尻島が見えるようになる(5)。
そこから一旦下り、臼別頭への急な登りとなる。
3時間弱で、三等三角点の設置された臼別頭(臼別岳)に到着。ここで、初めて頂上(左奧)と対面することになる(6)。ここで、広がる360度の大展望を楽しみながらゆっくり休憩。
今まさに最高潮といった紅葉に彩られた北隣の尖峰が美しい。そのコルの向こうに太櫓岳の頂上部、そしてその先には噴火湾が広がる(7)。
○100mほど下り、登り返してさらに頂上へ
臼別頭から白水分岐までは、吊り尾根で繋がっている。東から太櫓川、西から臼別川の源流部が突き上げるコルまで100mほど下って、さらに130mほど登り返さなくてはならない。登山道がはっきりと見え、紅葉が美しい(8)。
この間は、「熊の踊り場」とも言われ、掘り返しがあちこちに見られたが、新しいものはなかった。それでもときどき笛を吹きながら通過した。
臼別頭から45分ほどで、とうとう歩くことのないうちに廃道と化してしまった白水岳からの縦走路分岐に到着。その分岐には、その名残の標識が壊れたままになっている。
そこからは、やはり今は廃道となった縦走路を13年前(1996年)に循環縦走した左の冷水岳〜平坦な熊石岳〜右の白水岳の連なりがよく見える(9)。
やがて、この山の最高点ピークを越えて、平坦な稜線上の道を辿り頂上を目指す。
途中南側には、冬に苦労して登った岩子岳の鋭く尖った姿が目を引く。今でもこの山を眺めるたびに「良く登ったものだ」と懐かしい。その奧にはやはり冬に登った横山と砂蘭部岳、さらにその左奧には駒ヶ岳もうっすらと見えている(10)。
15年振り3回目の頂上は、一等三角点が設置され、以前同様に広く整地された広場状になっている。座ってしまえば展望は全く利かないのが残念(11)。
立っても見えるのは北側だけで、北檜山地区の平野部を挟んで狩場山塊が見えるだけである(12)。
○長い長い下山
暑いくらいの陽射しを浴びながら昼食を摂り、下山開始。
白水分岐から眺める、臼別頭への登り返しの吊り尾根上のくっきりとした登山道と臼別頭から西に延びる臼別川源流部の断崖絶壁が印象的だ(13)。
往きと同じ45分で臼別頭に到着。ここから更に968ポコへの登り返しも厳しい。915ポコを過ぎると登り返しは少なくなるが、展望のない中の長い下りが続く。
スタートして7時間45分、ようやく登山口へ到着。途中の八雲町立岩地区に4年前にオープンした和の湯に入浴して、帰路に就く。