8:10 洞爺湖神社前
登山 | 地 点 | 下山 |
8:20
8:25
8:35
8:40 |
車デポ地点
第16火口
噴気口
頂 上 |
9:00
8:55
8:50
8:45 |
[0:20] | 所要時間 | [0:15] |
火山遺構公園へ
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洞爺湖温泉街の裏側にあるこの山は(1)、山名の由来ともなっている明治四十三年の噴火で出来た山で、明治新山ともいう。この噴火活動で周辺には45個の火口が確認されていて、今でも重要な温泉の供給地となっている。
もともとその噴火口を巡って展望台のある頂上まで至る観光探勝路は古くからあったらしいのだが、昭和52年の有珠山噴火で被害を受け一般の方は立ち入ることができなくなっていた。それが、昨年から北海道自然歩道火山回道として整備され、
サミット前の6/15にその開通式と学習会が開催された。その情報を得て、たまたま北見へ出掛ける途中に寄ってみた。
その回道の入口は、洞爺湖温泉の東の端のトーヤ温泉ホテル前辺りと東側の旧北大火山観測所跡にあるが、地図を見ると、洞爺湖温泉街からは車道もあるので、洞爺湖神社の前の十字路から山に向かい、直ぐの分岐を左に進む。車で入れるところまで行くと、ゲートがあり、その手前に頂上への分岐があり、
標識が立っている(2)。それより先は車で入れないように倒木を置いてある。
3分も歩くと、すっかり樹林に覆われた一番大きな直径約130m、深さ約45mの第16火口の縁の分岐に到着。
そこに説明版が設置されている(3)。右側のコースを進むと火口の間を通ることができる。もうすでに45個の火口の半分以上は風雨や浸食によって原型をとどめてないらしいが、
木々の間だから覗くと、まだいくつか火口だとわかるものがある(4)。すっかり葉の落ちた晩秋か初冬だと、もっとはっきりと判るだろう。
火口の間の稜線に立派な道が続く(5)。その道を辿ると、やがて、唯一火山活動の名残を感じさせる噴気口へ。大きな岩の下から微かにゆらゆらと蒸気が立ち上っている(6)。
まもなく、展望台の設置された頂上へ到着(7)。そこに設置された説明板によると、昭和初期には、観光展望台として賑わったらしい。
しかし、今は、周りがすっかり樹林に覆われて、展望台の上からでも、天候も悪かったが、中ノ島の一部と湖面が覗くだけである(8)。
帰りは近道を通り、車のデポ地点へ戻る。東側の入口を確認した後、火山遺構公園へ。そこには、昭和52年の噴火で倒壊した病院が残されている。