焼岳(2455m) <長野県> (日本百名山) 07,8,28 |
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前日、東隣の霞沢岳から眺めた焼岳 |
何も見えないガス中の頂上 |
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・北アルブス唯一の活火山で、大正時代の噴火で梓川を塞き止めて、上高地の名所・大正池を誕生させた山。最高峰の南峰は登山規制中で登れるのは2393mの北峰である。 ・朝方、雨の音で目をさます。しかし、まもなく止む。半ば諦め気分で登山口の確認だけでもと、中ノ湯温泉の上の10番カーブの上にある登山口へ向かう。とりあえず雨はまだ降りそうにもない。頂上部分はガスで覆われているが、展望は昨日までのそれとは大差ないはずだ。山容もここ数日でしっかりと目に焼き付けている・・・という理由をつけて、雨覚悟でとりあえずスタート。 ・最初は鬱蒼とした針葉樹林帯、さらに、ダケカンバとナナカマド、そして、大きな噴石の点在する花畑の中を登って行く。2200mより上はガスの中。北峰と南峰の間のコルに到着。直ぐ西側眼下に火口湖が見えるはずだが、まったく見えず。ガスの中に不気味に浮かび上がる岩塊の間や岩壁の下のガレ場を登って行く。頂上直下に轟音を響かせて硫黄を吹き出しているところがある。標識しか見えない頂上に到着。 ・証拠写真を撮っただけで直ぐに下山。5分もしないうちに急に雨が降りだす。登りで降られなかっただけでも幸いである。雷も鳴り出し、どしゃ降りとなる。樹林帯まで降りて安心するが、雨足は強くなる一方だ。止めて戻った人もいる中、35人の団体が登って来たのに驚く。上の方は、雷が怖くないのだろうか? |
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鬱そうとした針葉樹林帯を行く |
下堀沢の右岸沿いに登る |
2200m付近から噴石が点在する花畑の中の丸印に導かれて |
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南峰と北峰の間の稜線コル(左下に火口湖が見えるはずだが・・・) |
頂上の下の岩壁を左から巻いて頂上へ |
頂上直下にある轟音を上げる硫黄の噴気口 |