和名倉山<わなくらやま>(2034m)(日本二百名山) <埼玉県> 09,7,28 |
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東仙波ピークから望む平滑な稜線上の和名倉山(奧中央) |
頂上感のない針葉樹林帯の中の頂上 |
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・和名倉山(山梨側の呼称で白石山)は、奥秩父主脈から北に延びる平滑で長大な尾根の突端に、悠揚な稜線を見せる山であった。埼玉県の山でありながら、一般登山道は山梨県側から奥秩父主脈縦走路上の将監峠を経て長駆、ピストンするしかない。 ・「我向かうところ雨なし」・・・今日も雨での撤退も覚悟で向かったが、青空も広がる薄曇りの天候に恵まれ、予定通り和名倉山(山梨側の呼称で白石山)をゲットすることができた。このブログを見て応援してくださっている皆様のおかげ・・・感謝・感謝! ・その登山口に向かうに連れて、秩父側の上空は青空が広がってくる。6:30、思いがけない天候に嬉々としてスタート。将監小屋までは緩やかな林道歩き。将監峠からは頂上までの標高差はわずか200m足らずなのに、その間の稜線歩きがやたらと遠い。平面距離でざっと6kmはあり、2000m前後のピークを4つも越えて行かなくてはならない。途中の一番高い東仙波(2003m)からの展望が最もよく、目指す頂上はもちろん、東に雲取山、北に妙義山ほか、西に甲武信ヶ岳や国師ヶ岳などなどなど。 ・頂上は、苔むして自然倒木などが鬱蒼とした原生林の中に忽然と現れる裸地がそれだった。二等三角点はあったが、登頂感まったくなしで、いささか唖然とした。ルート全体のイメージからも、「登ったというより辿り着いた」という感じ。当然展望はなし。全体の標高差が少ないので、登りも下りもほとんど同じタイムだった。下りは、今回の山旅の日帰り下山では最長タイム。下山途中からガスに巻かれて展望はなくなったが、雨には降られなかった。下山後、昨夜夜を明かした大菩薩の湯へ。 ・これで昨年12月、雪のために登り残した奥秩父2000m峰の4山は3日連続でゲット。再び南アルプスへ戻りたいところだが、まだ天候は雨予報続きだ。あと、この近辺で残っているのが八ヶ岳とその周辺。これらの山はアプローチも簡単で、登山道も整備され、少しくらいの悪天候でも心配のない山らしい。そっちへ向かって、南アルプス南部の梅雨明けを待つことにする。 |
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将監峠入口にある民宿の駐車場からスタート |
奥秩父主脈上の縦走路にある将監峠〜バックはこの後越える西仙波 |
東仙波ピーク |
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東仙波ピークから東に雲取山(右)を望む |
途中の岩場 |
西の肩から頂上へ向かう途中の開けたところ |