登山 | 地 点 | 下山 |
8:05
8:35
9:05 |
登山口
300mコル
本 峰 |
10:05
9:40
9:15 |
[1:00] | 所要時間 | [0:50] |
10:30 ブコッペ温泉・天山楽
(入浴)
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「頂白山入口」の標識だけを手がかりに登ったこの山は、下山後に調べたら、
フルーツ街道から見える仁木町の南に位置する双耳峰で(1)、赤井川盆地を囲む山の大黒山と尾根続きの山であることが判った。
山名の由来は、某農機会社の社長さんの個人サイト
「北海道の山」のこの山のページによると、「昔は、定白山(じょうはくさん)と呼ばれていて、明治44年4月に書かれれた『仁木竹吉翁遺稿集』には、この山は余市郡第1等の高山で山上は9月頃雪降り翌年6月解雪、その後は常に白雲去来し・・・常白山と呼ぶとあり、それがいつの間にか頂白山と呼ばれるようになった。」とある。
前日に北大雪の樹海峰と岩山を登り、午後からの会議のために札幌に入っていたが、予報に反してすばらしい天候なので、午前勝負で可能そうな、つい最近仁木町のフルーツ街道で見かけた「頂白山入口」の標識を思い出して、そちらへ向かう。
国道5号線と平行して走るフルーツ街道が然別で5号線に抜ける手前の左側にログハウスが2軒あり、右側が舗装、左が林道の交差点がある。その林道入口に「←頂白山入口」の案内標識がある(2)。
駐車場がないので、右折した路肩に駐車して準備する。午後からの会議までに許された山行時間は2時間半である。1時間半歩いて着かなかったら戻ることにしてスタートする。自ずから急ぎ足になる。 どうやらこの林道が頂上付近まで続いているのであろう。
30分ほど歩くと、左手の小さなコブとのコル(300m)から、目の前に頂上と思われるピークが見える。しかし、林道はその山腹を右から巻くように続いている(3)。
だんだんそのピークから離れていくので不安になってくる。右手には谷を挟んで大黒山を見ながら斜度の増した林道を進む。突然、進路が北に向かって変わり、ピークが左手に見えるようになって、そちらへ向かっているようなので安心してそのまま進む。 どうやら、そのピークが頂上だとすれば1時間ほどで到着しそうな気配である。
途中で余市の日本海方面の展望が広がるが、すぐに見えなくなる(4)。そこから進路が西へ変わり、林道の分岐にぶつかる。はっきりとした右への林道は下がっていくようなので迷わず左の尾根に続く踏み跡を辿る。下山後、GPSをカシミールの上に落としてみて初めて、右側を進むと直ぐに三等三角点(点名・毛無山)の設置された頂上(460.8m)であったことが判明。自分の進んだのは20mほど高い本峰だったのである。地図を持たなかったことでこのような失敗となったが、双耳峰の高い峰の本峰へ登ったので心残りはない。
5分ほど尾根の上に続くはっきりとした踏み跡を辿ると、
岩の露出した頂上へ到着する(5)。かなり急いだこともあり、ちょうど1時間であった。なぜか空の徳利が2本と古い小さな鳥居でもあったのであろうか?その残骸のような木片もあった。
その直ぐ奥の木の陰に岩塔があり、その向こうに国道5号線沿いの然別の集落が見える(6)。木が邪魔で、日本海側の展望がないのが残念である。帰宅後判ったことであるが、踏み外した三角点ピークの方が日本海側の眺望が広がっているらしい。
異常なほどの高温とカンカン照りに、休んでいても汗が止まらない。耐え切れずに朝食の菓子パンを食べて直ぐに下山する。
50分で下山したが、今月は沢からのマイナーな山ばかりが続き、久しぶりの登山道歩きであったが、思いつき登山の割には満足感が大きな山であった。
10時を過ぎたばかりなのに、ラジオでは現在の北海道の最高気温地点として余市の32℃を報じていた。道理で汗が噴出すわけだ。その余市のブコッペ温泉天山楽で入浴して、さっぱりして札幌へ向かう。