太鼓山(171m)・土橋自然観察教育林(レクの森)<厚沢部町>  
 7名  09,05,10
札幌から早い新緑と花狙いでやってきた山仲間を案内して

○太鼓山
 厚沢部町市街地東側の低山で、頂上で足踏みをするとドンドンと音がするという言い伝えが山名の由来になっている。
公園入口、小学校裏、スキー場の3方から快適な遊歩道が整備されている。今回は、札幌から早い新緑と花狙いでやってきた山仲間5名と共に、公園入口から登ってきた(1)ゆったり歩きで、往復1時間程度。

○土橋自然観察教育林(レクの森) 
 江戸時代からたびたび伐採が行われてきたが、明治7年に「留山(とめやま」に指定されて以来、択伐などによる適正な管理が行われてきた結果、現在では厳正に近い林相が維持されている。この伝統を受け継いで、原生的な状態を維持したままの森を次の世代へと手渡すために教育林として守られている。

 ヒバ(ヒノキアスナロ)の天然林とトドマツの特別母樹林が89ヘクタールの森林に混生し、また、ブナなどの広葉樹林天然林も分布している。森林展示館やバンガローやフィールドアスレチックや見本林なども設置されている。また、この林を巡る快適な散策路は、2002年に「日本遊歩百選」に認定されて現在に至っている。

 今回は、自分も初めてその散策路を全て(4.5km)をくるっと回ってみた。足元のたくさんの花はもちろん、新緑に彩られたブナやヒバやトドマツの原生林、名前の付けられた巨木「ヒバ爺さん」(2)「ブナ婆さん」「青年の樹」も見応えがあった。のんびり歩いて2時間30分。


<太鼓山>

道南で多く見られるキバナノイカリソウ

タチツボスミレ

ニリンドウ

大きく枝を広げたブナの新緑

途中のコース案内板

チゴユリ

ブナの葉

カエでの仲間?の花

頂上にて

<土橋自然観察教育林(レクの森)>


ヒバ(アスナロヒノキ)の林

オオバナノエンレイソウ

マムシグサ

ツバメオモト

フイリミヤマスミレ

テングスミレ

なぜか根元に奇形の多いヒバ

ウルトラCの捻れ具合

親ヒバの上に幹に根を這わせる子ヒバ

青年の樹

ブナ婆さん

樹齢500〜600年のヒバ爺さんの根元にて



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