豊平山(焼山)(691m)
<藤野コース> 2017,5,14 単独
09,9,11の「藤野3山」の記録へ
前回は簾舞コースから登っているが、今回は藤野コースから再訪

登山
地 点
下山
 9:05
 9:35
 9:50
 9:55
10:05
登山口
下の分岐
北尾根
上の分岐
頂 上
11:00
10:35
----
10:15
10:10
[1:00]所要時間[0:50]

11:20 小金湯温泉元湯へ

GPSトラックログ
国道230号を定山渓から札幌市街地へ向かう途中に嫌でも目に入る鋭く尖った端正な豊平山。地図上では焼山。山容からも360度の展望がすばらしい山だ。

 札幌市南区の藤野にある山で、藤野三豊山の一つ。焼山はその昔農耕を早めるための「火入れ」が飛び火して度重なる山火事に見舞われ、その名がついた。
 その後一大レクリエーション構想が持ち上がり(昭和30年ころ)焼山を豊平山、牧場の山を豊見山、下藤野の山を豊栄山とし、併せて「藤野三豊山」と総称した。

 この山は、5/7に盤の沢山に一緒に登ったnagaiさんが開削整備した簾舞コースから1度登っている。しかし、そのコースは最近土地所有者によって通行止めにされたらしい。そこで、彼の勧めもあり、やはり彼が砕石場関係の旧道跡(林道跡かも?)を利用して、開削整備した藤野コースから再訪することにした。この山も札幌50峰らしい。
  

 藤野コースの国道230号の入口は、「藤野3−9」の信号を山の方へ入って道なりに進むと、緑の杜ペット霊園そばの駐車帯が登山口になっている。登山口の木に「豊平山へ」の標識が付いている(2)。その道を進むとすぐに、川沿いの道に出る。それを進んで行くと、正面に目指す豊平山が見えてくる(3)
 
 車道を横切って進むと、昔の採石場関係の道路跡(林道跡かも?)の快適な道となる(4)。山が近くなると、東面コースと北尾根コースの分岐に到着(5)。
 登りは北尾根コースを採り、下山に東面コースを採ることにして前進。


 高度を上げて行くと、頂上が見えてくる(6)。道端に珍しいホソバエゾエンゴサクが固まって咲いているところがあった(7)


 北尾根へ乗ったら、そこから先は、09年の「藤野三山」踏破のときに、豊栄山へ縦走した時に下った道だった。しかし、今は縦走禁止の看板が付けられていた(8)
 「頂上まで110m」の標識があるが、ここからどんどん急になるので、もっと距離がある様な気がする(9)


 やがて、山容から覚悟はできるが、急な登りが頂上まで続く。とらロープが設置されている(10)。約1時間で2度目の頂上に到着(11)この山ならではの、360度の絶景を堪能。


北西方向には、無意根山〜余市岳の連なり。その手前に黒い定山渓天狗岳(12)


南西方向には、空沼岳〜札幌岳の連なり。右手前には5/7に登った盤の沢山(13)。


南側には、支笏湖周辺の紋別岳〜イチャンコッペ山〜樽前山〜風不死岳〜恵庭岳の連なり(14)


南東側には、豊見山と藤野霊園の右に藤野富士(15)


 下ってまもなく、2つのコース分岐(16)。下山は、右回りの林道跡?を利用した道を下る(17)。


道端に咲くシラネオアイ。この山のシラネアオイは色が濃い感じ(18)。さらに下って行くと、エゾキケマンが2株だけだが、目に付いた(19)

 この山に設置されている標識は写真以外に数10個もある。これらはすべて、この登山道を開削したnagaiさんの手製である。この丁寧さにも頭が下がる。彼に感謝しながら、登山口をあとにした。



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